各大手塾がどこで差別化を図るか。
特に四谷大塚と早稲田アカデミーはwin-winの関係…
というより、競っていない印象です。
もちろんそれには理由がありますけどね。
きょうは前回の進学校TOP100から一転して、
TOP100にカウントされない人気校、
つまり大学付属校を取り上げます。
まずは、サピックスの占有率が高い順。
慶應普通部から学習院中等科まではサピックスの占有率が1位。
立教池袋から中大横浜までは20%超えです。
続いて日能研占有率が20%超えの大学付属。
法政第二、青山学院横浜英和、香蘭、日本大学、中大横浜で
占有率1位。5校中4校が神奈川の学校。特徴的です。
そして四谷大塚占有率が20%超えの大学付属。
日能研よりは20%超え校は多いです。
占有率1位も立教池袋、中大附属、法政大学、
早実(早稲田アカデミー1位)、明大明治、明大中野、立教新座と
1位校も進学校TOP100よりも多め。
しかし、四谷大塚合格数と早稲田アカデミー合格数を
比較するとこうなります。
NN非設定校の両者の比率は前述のように100:74ですから、
早稲田アカデミーの後押しによって数字が押し上げられていることが
わかります。また慶應3校はサピックス在籍のNN受講層が大きく
貢献していることも推測されます。
早稲田アカデミーは大学付属に強いことを前面に押し出し、
四谷大塚本部教室生および非ワセアカ生が伸び悩んでいることを
意味します。
また日能研は神奈川以外ではサピックス、早稲田アカデミーの
競り合いに水を空けられている様子も見てとれます。
東京の付属校15校中、日能研の合格数が早稲田アカデミーの合格数を
上回っているのは、香蘭、学習院女子、立教女学院の3校のみ。
そしてすべて女子校。
早稲田アカデミーが日能研から合格者数を奪取すると、
四谷大塚にもメリットがあるということですね…。
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