最終的な受験校(併願校)が確定していない、のと、
最終的な受験校(併願校)候補を選びきっていない、の差が
10月の併願校データにはよく表れています。
準備不足をしっかり自覚するためには有効なデータですが、
参考にするにはかなりリスクのある資料ですね。
きょうは2/1AM入試志望者が午後入試をどれだけ視野に入れているか、
を紹介しましょう。
資料には最大8校までしか、併願校を紹介していませんから、
それも加味して読み取りますが、午後入試を強く意識している日程は
実際にはより午後入試予定者が多く、その逆も言えます。
最大の理由は午前入試の終了時間。
開成や麻布のように筆記試験が午後までかかる学校もあります。
桜蔭や女子学院、雙葉は午後から面接があります。
そのため午後入試を視野に入れている受験生は少なくなります。
え?少なくなります?おかしいですね。
少なくとも存在するということでしょうか。
午後入試受験が可能と考えているケースからデータに出るわけです。
「もしも」面接が早く終わったら午後入試の学校へ向かう?
やってみないとわからない?
遅刻しても別室受験が可能ということを調査済?
そこまではわかりませんが、
午後入試を視野に入れている度合いは志望校によって大きく違います。
男子で午後入試を視野に入れている志望者が多いのは
女子で午後入試を視野に入れている志望者が多いのは
ひとつひとつの組み合わせに突っ込んでいたらキリがありませんが、
問題ありすぎですよね。
確かにAM入試の学校から近い学校でPM入試が行われていれば、
確かに受験しやすいわけですが、難易度と学校のカラーがマッチしない
ケースも目立ちます。
また、男子は第一志望率が低めの学校で、PM入試志望者が多く、
女子は男子よりも午後に移動しやすい学校を候補にあげているようでも
あるようです。
果たしてこのデータに準じた併願傾向になるものでしょうか。
まあ信頼度の高いデータを得るためには全員ガチで志望校を書きましょう、と
言ったところで…無理なものは無理でしょう。
おや?ガチで志望校を書いていないとすれば、その会場テストで
導き出される偏差値って正しいのでしょうか?
併願パターンだけが精度が低いわけではないでしょうねえ…。
おっとそこのところはプロの「補正」がかかっているのかもしれません。
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