とりあえず、2017年の首都圏模試センター結果偏差値
(もっとも合格者の多い入試回のもの)と、
難関大学合格比率、2011-2017の7年間平均値のギャップについて、
ひと通り終わらせておくことにします。
TOP51-100の範囲にも結果偏差値60台の学校は
多数ひしめいているわけですが、
この中で50台にとどまる学校は、
湘南白百合学園、田園調布学園、大妻多摩、品川女子学院、
の女子校4校と、共学校の順天が58ないし59。
城北埼玉と桐蔭学園(従来型)は50台前半です。
いっぽうで、広尾学園は69、東京農業大学第一は男女中間値で
66.5、淑徳与野67、江戸川学園取手67などが高い部類で目立ちます。
当ブログの難関大学合格比率が平均値であることを差し引いても
会場テストの難易度としては大きな差がなく、
見極めひとつで、進路実績で倍とはいわないまでも、
それに近い差のある学校を選び取ってしまう可能性があるわけです。
まさか、東大志望じゃないからどこでもいっしょ、
通学時間の短さ最優先!とはいかないでしょうから、
このさまざまなベクトルが混在する中の受験校決定は
慎重であることにこしたことはないといえます。
○○中と○○中だったらどっち?
という比較はあり得ますが、数十校の中からここがお薦め、
とは言えないのが中学受験の世界です。
結果を出した学校に、人気が集中し、現在の実力以上に
合格ラインが上がってしまうのは日常茶飯事。
学校としてはそういう事態はかえって大歓迎です。
そういう構造が理解できたなら、
安易に「お買い得校を探せ!」という企画を
考えるのは無責任、と痛感するのです。
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