神奈川も東京と並んで中学受験率が高い地域ですが、
東京よりも高校募集のない中高一貫校が多く
高校募集のある進学校で名前が挙がるのは
山手学院、桐光学園、鎌倉学園、桐蔭学園といった
あたりです。進学校といえる女子校では
すべて高校募集がなく高校受験の際の選択肢は
かなり狭いと言えるかもしれません。
まあそれでも実際の通学事情を勘案すると
神奈川から都内(町田市含む)へ通学しているケースも
多いため、神奈川の高校受験生が気にするのは
実は都内私立の偏差値だったりします。
とりあえず、Wもぎで60以上ラインで校名を
拾ってみると…
69-65では
山手学院、桐蔭学園、桐光学園
60-64では
鎌倉学園、横浜隼人、平塚学園、横須賀学院、湘南工科大、
藤嶺藤沢、横浜創英、相洋
と並びます。
平塚学園、湘南工科大は中学併設のない学校です。
桐光学園、鎌倉学園を除けば2ライン以上の
コース別募集の最上位クラスを含んでいますから、
さほど違和感を感じる並びではないようです。
東京と神奈川でやや違うのは、中位に位置する
私立中高側から見て高入生主体で進路実績を伸ばす、
という狙いがなかなか実現していないことです。
対難関大では
私立の完全中高一貫校と公立上位校の厚い実績の
壁に阻まれています。
進路実績に動きがなければ、中学募集で注目を
集めることも少なくなり、各校のポジションが
固定されることになっていきます。
学校間の競争が起こりにくい状況を感じます。
さて最後に中高入試の偏差値ギャップ。
Wもぎ理数68、普通65の山手学院・男子が2/1・1次入試
首都圏模試62、四谷大塚52、日能研51
同じく理数66、普通61の桐蔭学園・男子が2/1・1次入試
首都圏模試49、四谷大塚40、日能研38
同64の鎌倉学園が2/2午前入試で
首都圏模試66、四谷大塚55、日能研54
中学入試のほうがライバル校が多く上位生が分散するため、
中学受験のほうが有利なのは確実に言えますが、
学校差は大きいようです。
いずれにせよ一貫生が進路実績の主導権を握るように
バランスをとったほうが、学校としては募集が
安定する、というわけでしょうね。
↓ブログランキングに参加しています。
応援クリックをよろしくお願いいたします。