偏差値を気にすること自体はどうしても避けられないものかもしれません。
ただその場合、偏差値が高い学校がいい学校に見えてしまうことが問題です。
いい学校とはどんな学校でしょうか。
わが子に合った学校と、世間的にブランド力の高い学校…。
中学受験は保護者の見栄と言われる所以です。
まあそういった世間の目があるからこそ、
一部の学校は意図的に高い偏差値をキープできそうな入試方式・
入試日程をあえて設定するのだと言えます。
当ブログではさまざまな基準を混在させると混乱するということと、
慣れていてハンドリングしやすいという理由で、首都圏模試センターの偏差値を
引用してきました。
しかし17年入試では結果偏差値で合否のボーダーがいたる所で消滅してしまい、
結果偏差値の出ない学校が続出。
これをそのままリアルな偏差値と言っていいのものか、偏差値にリアルさを求める
ことが無意味なのか、久々に
そこに関心を持ったため、ネット上に結果偏差値が公開されている
四谷大塚、日能研と、母集団の違いが偏差値にどう表れているのか、
調べてみました。
多くの学校に共通して言えることは
四谷大塚の偏差値は首都圏模試よりも7~12低く出ていて、
日能研の偏差値は四谷大塚よりも多くの場合、1ないし2低く出ているということ。
例えば開成は首都圏78、四谷71、日能研72
桜蔭は首都圏76、四谷71、日能研68
となっていますが、
鴎友学園女子は首都圏69、四谷59、日能研59
で
渋谷教育学園渋谷は
男子が首都圏72、四谷65、日能研63
女子が首都圏72、四谷68、日能研67
とかなりバラツキが大きいようです。
四谷大塚>日能研という傾向がはっきりしている
学校は低いラインで日能研が合格者を出していて
強みがある、ということかもしれません。
しかしながら、さまざまなバラツキを見ていると
詳細に分析することにさほど意味がないように思えてきます。
それに受験生は活用する偏差値をほぼ選べないからです。
参加している会場テストの偏差値を信じるしかないわけです。
いや逆に信じないほうがいいかもしれません。
入試がおわってこうだった、の見解が三者三様に
表現されているとしたら、会場テストで得られる偏差値とは
連動しない個性の強い問題が出題されていると
考えることもできます。
会場テストで高い偏差値が得られても、過去問対策が
不十分なら合格可能性は上がりません。
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