かつて入学者が募集定員割れしている学校に
注目した時期がありました。
ただし、入学者数は入試の結果としては
公表されないケースもあります。
そこで各年度の在籍生徒数とリンクさせて
見るようになりました。
私立の場合が、学年ごとの在籍者数に
大きなばらつきがある学校が珍しくありません。
また入試の状況としては募集定員>総受験者
となっている学校は、その時点で定員割れが確定です。
一度その状況に陥ってしまうとなかなか盛り返すことが
できません。
そうした学校は頻繁に入試日程や形式を変更し、工夫する
のですが活路を見出せません。
大手会場テストで偏差値が算出されない学校は
志望者の(合否)データが不足しているわけですから
そうした定員割れ予備軍、ということになってしまいます。
首都圏模試センターが今回、その学校のすべての日程において
結果偏差値を算出しなかった学校は
何と26校に及びました。
首都圏模試センターのサイトを見ればその詳細は
わかります。
その多くが受験者数を減らしていますが、
なかには増やしている学校もあります。
総受験者数としては400名を超える受験生が
あるのに、偏差値が算出できないのは
合格を多く出し過ぎて
合否のボーダーが見えないということです。
なぜ合格を多く出し過ぎるのでしょうか。
それは合格者が入学手続きをとらず、
歩留まりが低くなるからです。
つまりその学校の志望順位が低い、
魅力不足…という悪循環です。
進学塾も会場テストも競争原理にさらされていますから、
すべての中学募集校にまんべんなく配慮する
余裕はなくなってきてるとも言えるでしょう。
今回の首都圏模試センターの17年結果偏差値でそんなことも
感じました。
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