暴論は承知の上です。
もしこの書き方でどなたかを傷つけてしまったら申し訳ありません。
仮に、ということで読んでください。
高校受験をしなくてよいから中学で受験する。
公立なら学費の負担が私立に比べて格段に小さいから公立中高一貫校。
「狭き門なのは承知の上。100%合格するなんて思ってやしない」
「」の部分ですね。ホンネか、はたまた建前か。
100%合格する「つもり」で受検すべきでしょう。
これがまず都立のケースならどうでしょうか。
小石川が家から近いから小石川。
いいと思います。
もしそれで縁がなかったらどうでしょうか。
3年後に結局都立高校を再び受験するでしょう。
どうも中学受検の小石川(合格者)には
3年後に日比谷に受かる可能性のある
受検生がかなりいるように思います。
もちろん3年後のことなんかわかりませんし、
保証の限りではありません。
公立中学で3年間頑張っても日比谷は無理だから、
いまのうちに小石川に入っておく。
お前、何を言ってるんだ?でしょうね。
実は高校受験の日比谷高校もそうなんです。
合格しても辞退者が多い。
開成と日比谷を併願して日比谷を蹴る、そんなケースも
あるでしょう。
都立の中でもブランド校。
都立中受検の中では小石川がブランド校。
私立難関中学をメインに考えている層も、あわよくば小石川、
と考えがち。
なぜそれがわかるかというと…。
塾別合格者数が
1.ena→56名 2.SAPIX→30名 3.日能研→27名
これが桜修館だと
1.栄光ゼミナール→58名 2.ena→50名 3.日能研→22名
両国は
1.ena→30名 2.栄光ゼミナール→20名 3.四谷大塚→11名
天下のSAPIXが小石川は力を入れているように見えるからです。
SAPIXが都立中高一貫で2桁合格者を出しているのは
あと桜修館の12名のみ。
小石川は私立難関中と競合し、桜修館はわずかに競合していると
見えます。
これ以外の都立中高一貫校が競合しているのは3年後の
都立高受験なのではないでしょうか。
まあ、少なくとも都教委はそういう意識で都立高改革を
してきています。
競争倍率が5倍、6倍ですから、あわよくばの
都立中受検に見えますが、角度を変えると早めに手堅く
実績の読める、高校受験で苦労しない方向へ
舵を切っておこうという作戦に見えなくもありません。
都立中受検の残念組は、引き続き同じ塾が面倒を見てくれて
しかるべき都立高に合格させてくれるのだとしたら、
受検生(受験生)の側から見て変わらないのかもしれません。
とにかく都立高の進路実績では日比谷、西が抜け出して
国立、八王子東が失速ぎみ。
だったら都立中高一貫イッパツ合格狙いが
もっともギャンブル性が高く、
SAPIXのように私立難関中も同一視野に入れておく
ほうが緻密で計算高いように思えてきます。
もちろん受け止め方は人それぞれです。
あくまで進路実績を見てそう思えたということです。
大泉や三鷹の二期生がフロックで
国立、八王子東が巻き返せば
元のサヤに落ち着くということでもあります。
さて、来年は…
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