時間の経過とともに見えてくる光景は
変化するものです。
都立中1期生募集が始まった2005年から
12年が経過しました。
都立中高一貫校、その1期生から東大合格者が出て
注目も集まりました。
現在では千代田区立九段も含め、都内には11校の
公立中高一貫校が生徒募集しています。
応募倍率は当初より落ち着いてきましたが、
一般的な私立中受験よりはまだまだ高倍率と言えます。
さて期待されたそれぞれの進路実績は総合的にどうでしょうか。
この表は国公立大+早慶上智+MARCH(明治・青学・立教・中央・法政)
のいわゆる難関大学の合格率を指数化して順位づけしたものです。
併設型の場合は薄緑が中高一貫生のみの実績、薄青が高入生も含んだ実績。
色が塗り分けられていない学校は高校募集のない中等教育学校です。
年度ごとにかなり順位が入れ替わっているのがわかります。
小石川は2期生以降安定しています。
桜修館もかなり健闘していますが、それ以外はかなり上下動が見られます。
2010年に開校した4校は現役生のみだった1期生に比べ、2年めは過年度生も
加わり伸びを示していますから3年めが正念場となるでしょう。
学校間の差がそこまで大きくないので、今後も順位の入れ替わりは
続くかもしれません。
今回は意図的に「順位」で表現してみましたが、
平均値や推移の概念を加えることで
もっと具体像が見えてくるかもしれません。
場合によっては私立中高との対比も必要ですし、
また改めて高校募集のない都立高との比較も
してみたいところです。
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