コトバの用い方をできるだけ厳密に…と思うのですが、
「失敗しない受験校選び」であって「失敗しない志望校選び」ではないわけです。
志望校=受験校ならば、結果的には
「失敗しない受験校選び」は「失敗しない志望校選び」となります。
どういう意味?ここでつまずくなら、受験失敗リスク倍増です。
それは志望校じゃない学校を受験して合格・進学してしまう受験生は
意外と多いからです。志望校であることを確認してからの
受験ならかまいませんが、その過程をスキップしてしまうようで。
周囲のブログを読む限り、何も考えていないわけではないが、
準備不足のため、不本意進学を果たしてしまうケースは
多々見受けられます。
いやそれをブログに書くこと自体の問題かもしれません。
もちろん、ベターな選択だったと割り切れれば別です。
「受験校」を「志望校」に昇格させないうちに、受験して合格して
進学してしまう…これが受験の成功であるわけがありませんが、
合格した学校がそこだけであれば、もう迷いようはないわけです。
答えは簡単で視野に入った学校のすべてに志望順位をつけ、
順位のつかない学校は受験校としない、と決めればよいだけです。
視野に3校しか入らず、もっとも偏差値の低い学校の合格可能性が
50%なので、途方に暮れてしまった…では、
見事な保護者失格です。
それは何月の時点で途方に暮れたのでしょうか?
いままでもっとも印象の深かったコトバは
ある男子校の募集担当の先生のコメントでした。
「説明会に今まで一度も来たことがなくて、合格してから学校見学。
だから午後入試はあまりやりたくないんですよ」
まさしくホンネでしょう。そういうタイプの保護者とも
学校は付き合わなくてはいけません。
それでもひとりでも多く受験生は欲しいのです。
合格して学校見学したら、意外といい学校だった…。
もしその見極めが失敗だったら?
「失敗しない受験校選び」の前に何が必要でしょうか。
大丈夫。失敗しませんから。
自信満々の保護者が増えているようです。
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