私立中高一貫校が中学入試の偏差値表に対して
どのような戦略を構えているか、
fc2ブログのほうでも少しだけ触れていますが、
進路実績は入学してから結果が出るのが6年後という
タイムラグもあり、
いま進路実績が伸びている学校が本当に将来有望で、
いま壁に当たっている学校が、将来性がないとは
断言できないわけです。
ただ、ここ数年の推移とさまざまな取り組みから
総合的に判断するしかありません。
そこで、2016年春の実績に限っては、
自己ベストを更新した学校が減少した、
伸び悩んでいる学校が多い…という点について
どれほどの有意性があるのか、少しだけ
検証してみました。
対象は1都3県の私立一貫校TOP80校。
進路実績推移の対象となっている難関大学の総合格者数を
前年と比較してみました。
国公立大合格者数は前年比で2.1%減、早慶上智は3.2%減、
MARCHでは2.1%減。
つまり好調不調の双方の学校を合算しても合格者数は
減っていますから、大学側の合格発表数が前年より絞られた
可能性が大きいようです。
「募集定員に比べて合格発表数が多い」状況を文科省が
是正するように促した影響もあるのかもしれません。
そのいっぽうで学部の新設もありますから、これも一概には
言えませんが、この合格者2~3%減が
進路実績伸び悩みの直接の原因ではないように思います。
結果を残す学校とそうでない学校は何が違うのでしょうか。
入学時の偏差値が同じでも6年後には大きく差がついてくる
ケースが多いことを知れば、保護者としても
受験校をもっとシビアに見極める必要があるでしょう。
これからも受験生よりは学校側にとって厳しい時代が
続くようにも思います。
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