別に東大合格者が多い学校が嫌いなわけではありません。
誤解しないでくださいね。
でもあまり東大、東大ばかり言っていると、
勢いで目指してしまい、現役合格できなかった時点で
途方に暮れてしまいそうです。
実際に四大現役進学率50~60%だとして、現役で受からなかった
場合、浪人して東大に進む確率はだいぶ下がります。
まあそれでもやってみようじゃないか、の精神は悪くないと思うのですが
現実に立ち返ってどうなのか。
「浪人したところからがほんとうの大学受験」という肝の据わり方なら
あっぱれです。
だって、そういうタイプはいまどき少数派ですから。
昔々のもっとのんびりしていた時代は選択肢も少なくて
そういう発想が多かったのかもしれません。
現役時代は理想を追い、浪人したので現実的な選択をする…。
現役進学率が5割を切るということは、特にそういう傾向が強い学校で、
もちろん男子校です。
先日ニュースでもやっていましたが東大生は男女比8:2で、
女子学生はまだまだ少ない。
女子御三家と言っても、桜蔭は特別として、めざせ東大ではない
ことも一昨日の出題からわかったかと思います。
東大合格者の実数だけなら、女子学院より豊島岡のほうが多い。
まあそのぶん桜蔭=豊島岡の併願関連性が強いということでしょうか。
というわけで以下が一昨日の出題に関係する3年間の東大合格者数上位14校です。
さて3年間の東大合格者合計を示した後は
東大偏重度でも調べてみましょうか。
これは東京大学合格者数と東京工業大+一橋大合格者数の比較で
考えました。
東工大、一橋大を目指すならもうひと頑張りで東大じゃないかと発想するのと
東大を目指していたが、断念して東京工業大、一橋大で合格した、というケースの比較
といえば単純すぎるかもしれませんが、
東大合格上位校でもこの値に大きな差があるんですね。
進路実績は年ごとのムラがあるのでとりあえず3年間の合計値です。
東大:東工大+一橋大の比率が大きいのは、もちろん開成、桜蔭で
その値は10.9、7.5…つまり前者の合格者が後者の10.9倍、7.5倍ということです。
まず、それにつづく学校を今回は出題したいと思います。
この比率が3(倍)を超えている学校、つまり東大合格者が東工大+一橋大合格者の3倍
以上いる学校は
A.麻布
B.聖光学院
C.駒場東邦
D.渋谷教育学園幕張
E.栄光学園
F.海城
G.浅野
H.豊島岡女子学園
I.早稲田
J.女子学院
K.渋谷教育学園渋谷
L.武蔵
のうちどれでしょうか。1校選んでみてください。(=1校だけでした)
逆にこの中で1校だけ
東工大+一橋大合格者が東大合格者を上回る学校があります。
それを二つ目の出題とします。
東大:東工大+一橋大の比率が
(1)開成、桜蔭に次ぐ3番めの学校
(2)1.0を切る学校(リスト内では唯一の学校)
です。
東大至上主義ととるか東大合格率が高いと見るかは
なかなか難しいところですが、
上位14校の平均値が2.47ですから、2を切る学校は
東大至上主義ではない、高学力層が厚い、総合力が高い学校
ではないかと見ます。
14校の具体的な数値は明後日の更新で。
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