昨日の記事では、中学受験で高い目標を掲げて挫折したとしても、
高校でリベンジすればいい、という発想がいかに安直かという話でした。
中学入試は失敗してはいけない、が大原則です。
でも、これ塾の立場から見ればどうでしょうか?
高校受験も扱っている塾であれば、また塾に優秀な実績を残してくれる卵が
残ったという発想もできるのです。
まさか、これを意図的に操作する塾が存在するとも思いませんが、
中学受験で実力以上の目標を立てている受験生は、できるだけそっとしておいて、
ダメならダメで「さあリベンジ!」と励まそう、という作戦も十分に
考えられるということです。
ここからは中学受験で上位校を目指すケースと、高校受験で公立トップ校を
目指す場合のギャップについて深めたいと思います。
まずは都立高校。
手元にある都立高校の進学データは、残念ながら2010-2016のように、
公式データでは完全に揃っていないため、若干の誤差は考えられますが、
難関大学合格実績というパフォーマンス的に、どんなレベルにあるかが
かなりの精度で判別可能です。
以前fcブログで2010-2016の難関大合格ランキングを「国公立中」入りで
作りました。(↓fcブログ記事末リンク)
最新の2010-2016難関大合格実績推移TOP100ランキング記事はこちら(有料コンテンツ)
その100校の順位表に伍していける、まず都立高校…
2016年の単年実績だけ見れば、
進学指導重点校7校、進学指導特別推進校6校、
すべてTOP100に相当する難関大合格実績です。
これに進学指導推進校13校のうち5校がほぼTOP100ラインと
同等の数値になっています。
つまり、東京在住に限定していうなら、私立中高一貫校の
トップクラス55校に対して、国立中4校、都立(区立)中10校と
並んで、都立高校18校が一定レベルをクリアしている、ことが
わかるのです。
これだけでも中学受験でダメだったら、
高校受験でリベンジというような
呑気な話ではないことがわかります。
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