そういえば、どなたかの親ブログで読んで、おやおや、と思ったんですが。
9月にちらっと書いた
「他塾の最新の合格実績データ速報を送ってくれ」
と依頼してきた塾の話です。
自塾がその中学に対して合格数1位であることの裏付けを取るため
だったのではないかと推測しましたが、
グダグダの個人塾とは対極の、塾ビジネス!という感じの本部でしたね。
社長さんにもお会いしてますから。
もちろん、お会いして理由はこちらの掲載ミスで謝罪にうかがったわけなんで
偉そうなことは言えませんが、
まあ戦略的な経営をされていると思いますよ。
それで実績が上がっているのですから、世間に認められているということだと思います。
何で今更その話を持ち出すかとうと、
その親ブログに塾主催の学校説明会へ行ってきた、というくだりが
あったんですね。
塾が主催する学校説明会って、大手塾がよくやるパターンなんですが、
そのタイトルが
「有名中学校進学講演会」(男子校、女子校の両パターンあり)
はてさて「有名」の定義は何でしょう。
「難関」だとさらに問題が大きくなるからでしょうかね。
夏の初めまで在籍していた出版社でも「有名女子校~」という
情報誌を出していましたから他人様のことは言えませんが(笑)。
ごくたまに「有名の基準は何ですか?」と学校から聞かれて
答えに窮したのを覚えています。
(狭い意味で自分は担当ではなかったので、直接の担当者が答えるのを
横で聞いていましたが、とてもあいまいに答えていたような。
人気度と実績を加味して総合的に…とかとか)
早い話が、クライアントは掲載されますからね、人気にかかわらず。
ですから広告は出さなくても、押さえなきゃいけない有力校と、
広告をいただけるので載せている弱小校との二極化が年月とともに進みました。
おっと、それは余計な話で、塾が「有名校」を区切る背景には何があるでしょうか?
これ以上ストレートに書くと、推測も含めてちょっと嫌な感じですので、
ここまでにしておきますが、
「有名と書くとわかりやすい」の裏側をじっくり考えてみてくださいね。
たびたびこの調子ですが、これから入学しようと頑張っている
中高一貫の進学校では物事を社会をさまざまな視点から観察できる能力も
養成しようとしてると思います。
保護者もそのぐらい読めたほうがよいのではないかと、思うんですね。
さすがに小6受験生の保護者で、こういう説明会で
「その学校の存在を初めて知った」は
あり得ない話ですが、そういう(学校のプロモーション的な)狙いも
ないことはないでしょうね。でもポイントはそこではないです(笑)
<★初出、fc2ブログ15/11/15記事>
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