文章題が苦手なので文章題を練習する…
それで解決するんですかね?
中学受験で志望校へ合格するために、もっと文章題を解けるようにならないと…。
マジですか?
たぶん、間に合いません。
このネタを展開するのに、算数のコレを思い出しました。
速さ×時間=距離
そうそう、少し前fcブログでろくろくしじゅうくと某出川さんみたいに間違った、
お爺さんの話を書きましたが、
たぶん問題はそこです。
九九を暗唱することと、九九を覚えることがちょっと違います。
某出川さんの場合は、早口言葉的に暗唱を言おうとするので、
滑舌が悪いだけに、ギャグになってしまうだけですね。
九九が理解できていることと、暗唱できることは違うでしょう。
自分が小1のとき、一学年上の近所の子に
「25×25は625!」と言ったら目を丸くしていましたっけ。
2桁の掛け算は小2で習ってないからです。
自分はというと25と2回かけると、下2桁がまた25になるなんてフ・シ・ギと
感じていただけで24×24も26×26もチンプンカンプンでしたけどね。
六九54がわかって、90×6が540とわからないようでは九九も意味がありません。
大学のバイトで小5を教えたときに、
×5は末尾に0をつけて2で割る。
880×5は440をひと桁ふやせばいい、と教えたら、
まったくついてこれませんでした。
いくら彼が算数でつまずいているからって
9-7=2が100%理解できていないと九九は無理です。
例によって脱線しましたが、
速さ×時間=距離も
実体化してイメージできない場合、かなり苦労します。
距離÷時間=速さでしょ?
なんてところから入ってニガテ意識が十倍になっては
事態は悪化するばかり。
問題は…
マサオくんが歩いて、サクラちゃんが自転車で、ケンタくんはお父さんの車で。
同じ場所からゴールを目指したとすれば、ハンデがいちばん欲しいのは
マサオくんに違いない。
そういう理解力です。
それぞれの時速を提示されて「えっと~」では文章題に勝てません。
たぶん文章題に強くなる問題集にはそういう工夫はいっさいないのだと思われます。
文章題に強くなるといいな問題集です。
確かに安心のために参考書・問題集を買い与えるという戦略はありますが、
安心はしても、自分なりの勉強を積み上げないと、その安心もムダというわけです。
世間では本人じゃなく、保護者が安心するために問題集を買うケースもあるとか。
受験に限らず、本質を忘れ目指す方向を見失う人が多い昨今、
そこの不安ビジネスも成立しているという内部事情だと思います。
勉強すれば成績が上がる、ところまで連れてこれれば、本人もやるのが
楽しくなるんですがね…。
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