またまた難関大合格実績TOP100の学校限定で申し訳ないのですが、
中学で全員が修学旅行もしくは海外研修に参加する11校の行先です。
ニュージーランド4、オーストラリア2、アメリカ本土、グアム、
台湾、イタリア、カナダとなっています。
911の事件以来、アメリカよりもオセアニアにシフトしたと
記憶しています。
高校で行く学校は中学よりはバリエーションが増えてきます。
行先を選択できる学校もありますが、
22校中、アメリカ7、カナダ6、オーストラリア6、
ハワイ、中国、韓国、シンガポール、マレーシア、イギリス、フランス…。
アジアを見ている学校は少なく、英語圏が人気のようです。
修学旅行、海外研修はどうしても旅行代理店が絡みますから、
プランニングを学校主導でできているかどうかが質の分かれ目だと
思うんですね。大手旅行代理店の営業マンの手腕にもよりますが(笑)、
上記の傾向を見ると「できるだけ治安的に安全な英語圏」と
学校側からオーダーしているように思います。
海外に姉妹校があって現地で交流があるとか、数泊のホームステイが
あるとか、体験型のメニューを増やすほど、事前の段取りは
当然煩雑になります。
ですから、そういう煩雑さを排除してパッケージ型で
全員で行ってくる、というスタイルでどれだけの実りがあるかは
よくわかりません。
自分もかつて会社が絡んでいるイベントで小学生をつれて
カナダ・アルバータ州に出張したことがありますが、まあスポンサーというか
観光局関係のスケジュールが目白押しで、子どもたちはブーブー言ってました。
中高の修学旅行でそこまでのしがらみパッケージはないかとも思いますが、
わかりません。
国内の話ですが、昨年の12月に京都・清水寺に紅葉鑑賞に行ったのですが、
老舗の清水寺はさすがで、昼間より夜間拝観のほうが拝観料が高いわけです。
そこに高校生の修学旅行が来ているんですね。
門前の商店街ではお土産を買う提携店(割引有)が決まっていて、
○○の生徒さんはこちら、こちらと呼び込みに必死でした。
ずらっと並んだ「歓迎!」のボードを見てみると、青森県・岩手県の中堅クラスの
公立高校ばかりでした。大手代理店が 日程も含めてまとめて仕込んだに
違いありません。
それでも生徒たちは清水の舞台の上で
「どんなとこかと思ったけど、まあまあじゃないの?」
みたいな聞いたふうなことを口走っていましたっけ(笑)
「清水寺も修学旅行で行ったけどなあ…」なんて30年後に言わないように
しておくれよ、と思いました。
いまだに地方の公立では「あらかじめセッティングされたイベント」みたいです。
自分が京都に修学旅行へ行ったン十年前を思い出しましたね。
京都が海外、アメリカ・オーストラリアに変わったとて、
そんなでは費用の無駄遣いでしょ、と言ったら言い過ぎでしょうか。
行先は国内でも現地集合・現地解散。宿泊ホテルのみフィックスで
事前の計画書通りに、各自自由行動で、日々のレポート必須。
なんて学校のほうがよほど有意義だと思います。
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