学費の金額そのものが、志望校決定の要因にはならない、という

ことで、学校にとっても「募集広報」の要素とは縁遠いのがこの「学費」の

ようですね。

昨日の「ランキング」でも、上位にはいわゆるお坊ちゃま、お嬢様学校と言われることのある学校が

並んでいるのは私立=富裕層というイメージのまま、なのかもしれません。

仮に「学費」の金額という要素で学校を比較するとき、まずは節目節目で

学校へ支払う金額がまず気になります。

1.受験料

これは入学が決定する前にかかる費用です。

入学金や授業料よりは桁がひとつ少ないので、この金額に神経質になる保護者は

少ないとは思いますが、7校8校受けるとなるとバカにならないのが受験料です。

学校によっては何度受けても定額とか、複数回受ける場合は割引とか、願書の簡略化と

あいまって受験料にも配慮しているケースが多いようです。

当然これは出願者数増に向けての戦略であるともいえますね。

ここは若干ですが「募集広報」の匂いがするかもしれません。

2.入学金

これは入学手続きをするときに納入するお金です。

ただし、入学が未定でも日程の関係上、第一志望校の合否が確定していなくても

第二志望以下の学校に納めなくてはなりません。

もしその学校に入学しなかったら???

その場合でもほぼ返還されません。

ということは、受験する学校の「入学手続き」日程をしっかり調べて

覚悟を決めてあらかじめ用意しておくのが「入学金」なわけです。

大変重要なポイント、ですね。

3.授業料

文字通り、授業を受けるための「月謝」です。ただし、学校によって

「一括」「二期分割」「三期分割」「毎月納入」などさまざまな対応があります。

一括納入しか受け付けない、というケースはまずありませんが、

慶應義塾各校は多くのアンケートで「入学手続時に一括」として回答して

きますので、入学手続き時の金額が軽く100万円を超えています。

実際には二期分割が可能なのですが、ちょっと気になるスタイルです。

この授業料もさらっと値上げになることが多いようです。毎年全体の5%ぐらいの学校が

授業料を値上げしていますので、学年によって授業料年額が違うケースも

一般的です。

4.施設設備費

厳密には入学した場合にかかる費用ですが、一部の学校では入学手続き時に納入します。

かつてある大学で入学しない受験生からも徴収するケースがメディアで問題になり、

いまでは私立中高でも、入学手続時納入金に施設設備費を含めない学校が

増えました。でも全校ではありません。

学校によって、

・施設設備費は入学確定後

・入学しなかった場合、施設設備費は返還

という対応があります。

東京都の場合、都内の私立中高の学費データは毎年調査公表されますので、

その内容は新聞はもちろんのこと、東京都のサイトでも確認することができます。

自分は編集部に配属されて受験案内本を担当するにあたって、

先輩編集者からこの公表タイミングを逃さないように指導を受けたのですが、

ほどなく、それだけでは不十分であることに気づかされました。

そして徐々にこの「学費」の難解な部分、ややこしい部分に気づくことになるわけです。

つづきは明日。

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