東京・神奈川では入試の解禁が2月1日ですので、
学校によっては年が明けてからも学校説明会を実施する学校があります。
入試そのものも当日朝まで出願可というケースもあるわけで、
受験生集めに苦労している学校は、年が明けてもジタバタしています。
でも、以前サイトの広告企画で
「直前の学校説明会を告知しませんか?」
と企画書に盛り込んだところ、反応は全然ありませんでした。
無料告知なら、情報提供を希望する学校は多いのですが、
そこは学校がホンキじゃないのか、告知の対価が安いので、間に立つ代理店が
消極的なのかどちらかでしょう。
ですから、年明けに複数回、説明会を実施するような学校は、
自ら、なりふりかまわず受験生が一人でも多く欲しい!とアピールしている
ようなものなのです。
それって、学校説明会としてスケジューリングするより、
随時対応、要予約として誠意を込めてひとり一人の保護者に接したほうが
効果が高いのではないでしょうか?
さて、きょうは年明け説明会を地雷視する、という話ではなく、
学校公開イベントについて考えてみたいと思います。
学校説明会の回数が少なく、諸事情でスケジュールが合わせにくい学校に対して
受験生は「文化祭だけ見学しておく」ということがよくあるようです。
もちろん学校をまったく見ずに受験するよりは、文化祭のひとつでも見学しておくに
こしたことはありません。
ただ11歳、12歳の受験生のことですから、ひょんなことから
「この学校に行きたい!」と視野を狭めて志望動機を強くする事態が起こります。
それが保護者の狙い、なのであればかまいませんが、いろいろ参加スケジュールを
調整した結果、せっかくだからと最優先ではなく、次善の学校の文化祭を見学に
行った結果、本人がその学校にぞっこんになってしまうことがあるのです。
場合によっては、この学校だけ受験する!ほかはどうでもいい!
と思い詰めてしまうケースもあるようです。
それなりのレベルの学校の在校生は、文化祭=受験生の見学の場であることを
認知していますから、小学生来場者へのサービスは怠りません。
在校生の素の姿に接することができるメリットはあるのですが、学校としては
ここがチャンスと張り切ってきます。学校説明会そのものだけでなく
受験生参加のイベントにはそういう性格があることを承知しておきたい
ところです。オープンキャンパス等々も同じです。受験生をもてなす場…
として設定されたイベントあることを頭に入れて、保護者としては
一歩引いて客観的にその学校を見つめるスタンスも重要ではないかと
思います。
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