さて、週も明けたところで、2016入試受験者動向、きょうはこんな切り口で
調査してみました。
早慶+MARCHの付属校の受験者数の前年比較。
2月のはじめごろ、どこかで2020年問題があるため、ことしは付属校が人気という
記事を読みました。
その感想は「ウッソ~」
その後、各校の受験者数を調べていて、一瞬、違ったかな?と思いましたけど
直観は過たず、でした。
思うんですけど、数字って細部を見て、疑ってかからないと
真の姿は見えてきません。
1都3県の受験者数が微減ないし横ばいだったとして、
付属校人気が本当なら、当該校を抜き出せば、
横ばい、ないし微増でしょう。
事実、表中の17校の受験者数合計は、前年より4%増です。
でもよく見ましょう、
サンデーショックの揺り戻しの年でライバルが減った、青山学院増。
共学化の法政第二増。
この影響は大きいです。
そもそも国公立大志向が、センター試験が新たな試験に変わることで、
私立大に流れる、とは思えません。
これって、学問の基本で
「まずは疑ってかかる」
絶対違うはずだ。その反証を列挙してから、
どっちだろう?となるんだと思います。
立教新座は増えているけれど、立教女学院や香蘭は減っているし、
中央大学附属は増えているけれど、中大横浜は減っています。
明大の付属3校はすべて減少。
これまでの傾向からして、「一概にいえない」流れで来ているのに、
付属校が再びブームという安易なヘッドラインに踊らされるのは、
いかがなものかと。
もしかしたら、その裏に別の意図があるのかもしれません。
どうでもいい、といえばどうでもいいかもしれないことですが、
「今春の入試をひとことで言うと、どんな入試?」
という質問こそが、ど素人の質問なんだよ、と思って
久しい、というのがキタシロの本音です。
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