昨日からのつづきです。

というわけで「合同説明会」の活用法は、一部の限定された保護者にのみ効果的、

というのが自分の見解です。ある程度…そうですね、30~40校の受験対象校の地図が

インプットされていて、実際にそこの先生の顔と話を一致させられる保護者には

抜群に効率のよいエンカウンターではないかと思います。

でも、校名すらあやふやな保護者が、足を運んだところで、

「中高一貫教育の何たるか」「中学受験の何たるか」を知るに至る可能性はかなり

低いわけで、表面だけでは学校の中身はなかなか理解できません。

少しでも本質を知りたいのなら、学校訪問して在校生を見るのがいちばんです。

大人の事情的にはあまり深く書けませんが、

各校はトートバッグや文房具その他、ノベルティを作って、来場者に配布することで

校名を印象づけ、相談したい生徒本人・保護者には面談票を書かせて、個人情報を

把握することで、その先の学校個別の説明会につなげていこうと考えているわけです。

結局、受験生を囲い込みたい(最低でも受験してもらって、受験料収入まではつなげる)

学校側と、学校の真の姿を知りたい保護者の欲求の強さとでは、

どう考えても前者に軍配が上がります。

このブログの記事内容も読み返して大きな流れを意識していただければ、

保護者に対して優位な環境を形成したいという業界の強大な意思が無視できないことが

わかると思います。

ここで言い切るまでには至りませんが、「受験校のことを深く知りたい」という思いは

焦点が合うタイミングがとても難しいのだと思います。

この点については機会を改めますが、学校はすでに手の内が決まっていて、保護者はまだ

手の内そのものが未完成なケースがほとんどですから、学校説明会の利用法は

意外と奥が深いように思います。

こちらについても編集部時代に担当はしていませんでしたが、

「学校説明会」そのものの解説本を出版していた経緯がありますから、

試験的にカテを独立させて少しやってみようかと思ってます。

いずれにしろ、ここ十年ぐらいで急増した合同説明会の活用は簡単ではなく、

まさにそれは業界が歩んできた十年と密接にリンクしていると言えるのでしょう。

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