昨年10月公開記事の中から閲覧が多かった記事を2本紹介です。
相変わらず、中学受験と中高一貫教育のリンクをあまり理解していない人は多いようです。
高校に中学がついていれば中高一貫だと信じている。
このデータの存在を知っても、家の子の学校だけは特別、と思えるのなら、
幸せな人生を送ることでしょう。
あれ、続編のトーンがいつになく毒々しい?
そうなんですよ、9/29の記事で「不本意入学の心理的ダメージ解消期間」
(↑関連記事未移植…アメブロ「「合格力」と「学校選択力」どっちも重要→PART3 」参照)を
先生が解説していたアノ学校がしっかり表の中にあるじゃありませんか。
不本意入学の心理的ダメージは依然として解消できていない、と来たか。
で、最近はこれまでとまったく違うキーワードを前面に押し出して広告打っているよなあ。
そういえば、まだ時効じゃないかもしれないけど、
元いた会社のとなりの営業部が教材をその学校に買ってもらっていて、
「担当が変わったので次年度継続しない」といきなり?言われて、
「なんでそういう情報が事後にしか判明しないんだ!」って、
その営業マン、ぼろかすに言われていたっけ。
そいつの言い訳曰く、「前任の先生の施策は全否定されちゃって」
真偽のほどはわかりませんけどね。
中学を新設した学校の場合、中高一貫一期生が卒業するまで、
従来の高入生の進路実績が伸びる気配がないと、かなり高い確率で
中高一貫一期生の成果はピンチです。
同じことで、在校生に手厚いケアができない学校が、これから入る新入生を伸ばす、
とはよくも軽々しく言えることだなあ、と。
毎年、学年で1割の生徒が離脱する「中高一貫」校に入学させたいですか?
保護者のみなさん。
ま、前記事「【再掲記事15/10】中高一貫ほぼ不成立な小規模校の悪循環」
とあわせてリストでご覧のとおり、という内容なので、
もうひとつだけ学校エピソードを。
これは十年以上前の話ですが、某世田谷区の私立中学の説明会に行きました。
中学卒業後の進路が配布された資料に書かれていました。
へ?ここ中高一貫ですよね。そう思いました。
学校としては、併設の高校の偏差値以上の外部高校に進学したことを
少しだけアピールしたかったようなのです。
それ、入学しても(高校へ進学しても)伸ばせない、って言ってませんか?
それとも中学3年間で予想外に伸ばし切っちゃったので、出たほうが幸せ、
ということ?
一部茨城県の中学にもそのタイプの学校がありますね。
県立トップクラスの水戸第一や都内の有名私立(高校)に
進学実績顕著!なんて謳っている学校が。
それもこれも、私立中高一貫の文化をうまく理解できていない人には
じゅうぶんに通用する話なのだと思います。
各社の共通アンケートにも、
「併設高校以外の中学卒業生の進路先」という欄に律儀に高い偏差値の高校名を
書いている学校がありますが、イジワルというかフェイクじゃないですか?この質問。
空欄だったり、非公表と書く学校が誇り高い?私学じゃないかな、と。
(そっちのほうが圧倒的に多数派ですが?)
それこそ何でそんな不名誉なことを回答しなきゃいけないのか?
と回答者が思っていない証拠です。
★併設高校非進学率が高い学校の中には小学校を併設している学校が目立ちます。併設高校に進学しないのは併設小出身者の比率が高い可能性が予想されます。とすると、小学校を併設していないのに非進学率が高い学校ってどんな学校?
掲載校リスト=学習院,光塩女子学院,麹町学園女子,淑徳巣鴨,城西大学附属城西,玉川学園,文化学園大学附属杉並,明星学園,明星,和光,相模女子大学,千葉日本大学第一,浦和実業学園
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