何をいまさらという感じもしますが、
やはり一部の受験層はそこがわからないのでしょうね。
どうやって受験校を選ぶか。
学校の側から見て、入試回数を増やす、午後入試を新設する、
受験生が集まる…他校の例を見てそれが現実なら、
じゃあウチも、となるのでしょう。
午後入試もこれだけ多くの学校が採用していると、
午後入試そのものに魅力があるとは思えませんから、
「あの学校が午後入試を実施するなら受けてみよう」的な
ディスカウント合戦に反応しているように見えます。
そもそも進路実績が伸びて注目を集めている中での
午後入試新設ならいざ知らず、
受験者減打開のための入試改革では
単なる数字合わせに見えますけどね。
午後入試の新設初年度限定で様子見受験もあるかもしれませんが、
貴重な日程と体力を合格しても進学意思の高くない学校に
費やす気持ちがわかりません。
もちろん受験料も!
それでもまず1校合格を確保することが重要、などとほんとうに
思っているんでしょうか。
さて、神奈川の伝統女子校が出願者を減少させているいっぽうで、
いまのところ東京の女子校は出願順調のよう。
女子の共学化志向じゃなくて東京志向でしょうか。
現時点で受験者数として確定していませんから、
校名を挙げるのは避けますが、
「午前入試」の不人気が下げ止まらない学校の午後入試に
出願者が600人を超えている例もありますからね。
たぶん予想偏差値を見て、押さえに適当という意見なのかも
しれませんが、前年の入試は実質倍率が低くて結果偏差値が
引けなかった学校ですから、にわかに信じられない反転攻勢(苦笑)。
その意味でも予想偏差値ってだいじなんですね!?
あ、でも四谷大塚の数値だとこの入試は80%で40を割り込んでいますから、
ちゃんと結果偏差値が成立するかどうか心配…。
いずれにせよ、出願者数・受験者数の大きな増減は功罪相半ば、
そんな気がしています。
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