毎年、この時期つい言いたくなるのが、
「そんなことなら、中学受験やめたほうが得策では?」
これ、塾関係者も含めて、業界の中にいたら禁句のフレーズです。
原則降りられないのが中学受験ですが、
それを降りたらどうなる?
というわけです。
それを言っちゃおしまい、なのかもしれませんが、
ラストスパートに専念すべき時期に
悪循環を延々繰り返すのなら、すっぱり切り替えるのもひとつの手。
もちろんそこで気になるのは周囲の目。
あそこのお子さん、どこの中学へ進学したのかしら
とか
塾に通っていたのに、地元の公立ということは…
とか
勝手なことを思ったり言ったりしますからね。
世間体も大切?
だからこそ覚悟を決めて、しっかり学校を選んで、
結果を出すべきなのです。
一度ブログで紹介した実例ですが、中学受験体験アンケートに応募してきた
保護者ですが、最終的に受験校の欄が空欄でした。
冷やかしである可能性もありますが、回答には受験しなかった、とありました。
なぜ受験断念に至ったのかの詳しい記入もなく、まったく参考にならない回答でしたが、
それでアンケート回答の謝礼を受け取ろうというモラルを疑いました。
またある保護者の回答はある定員割れの同じ私立中を3回受けて3回とも合格、
そしてその私立中へは進学せず、公立中進学と書かれていました。
そういえば、書面でのアンケートではなく対面での取材をした中では、
2~3年前の中学受験体験なので、詳しい記憶がない、というケースも
ありましたね。取材依頼を受けて、話せる内容を固めてこなかった、と
いうことでしょうか。
さすがに極端な例ばかりかもしれませんが、
これでは受験を軽く考えているというか
覚悟ができてないととも言えると思います。
中学受験のチャンスはその年限りですが、併願作戦を考えたなら
入試はただの1回限りではありません。
保護者は最後まで可能性を探るべきでしょう。
受験生よりも保護者の粘り負け???
本人の懸命の努力を活かす、そんな保護者でありたいものです。
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