重複志望率、という概念。

入試が1回の学校であれば1回受けるだけですが、

上位校の中にも2回、3回と入試を行う学校があるわけです。

東京・神奈川で中学入試が解禁になる2/1の午前から入試を行う学校で、

2回、3回と複数回の入試を行う学校の初回入試(つまり2/1AM)

を志望する受験生はもし仮にその学校が第一志望だとすると

その後の入試も視野に入れるのが普通です。

リアルな併願作戦が固まっていれば、会場テストの際に

そのままの受験予定の日程を記入するだけですが、今回掘り下げている

四谷大塚の10月合不合の資料からはそうは見えない、というところから

話がスタートしています。

ひとつめに2/1の解禁日に受験する学校が第一志望ではない受験生。

さらに可能性を探るためにさまざまな校名を志望校欄に記入しようとする受験生。

その結果としてリアルな併願パターンが浮かび上がってこないというわけです。

ここまでに午後入試をどれだけ視野に入れているか、という点でデータ分析を

しました。今回は複数回受験を視野に入れているかどうかで、複数回入試を実施する

上位校への本気度を測定します。

まずは複数回入試を志望するケース。男子。

続いて女子。

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※薄緑の網掛けは重複対象が午後入試であるため、数字が低く出るようです。

次に複数回入試を志望せず、2/2以降にその学校の入試日程があっても受験しない

傾向の強い学校。男子。

そして女子。

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※薄緑の網掛けは重複対象が午後入試、橙色の網掛けは基準となる初回入試が
午後入試であるため、数字が低く出るようです。

男子、女子とも重複傾向の強い学校群の中に大学付属校が目立ちます。

男女の上位3校はいずれも前年より重複志望率が上昇しています。

2回入試を行う学校で重複志望率が50%を越えているのは男子2校、女子6校。

3回入試を行う学校では2回3回の重複志望率が40%を超えているのは女子で3校だけ。

男子は最高でも芝浦工大の37%。おっとこの学校も付属校ですね。

逗子開成は3回目の入試で重複志望が58%と高いのですが、2回目(2/3)は

浅野を受験するケースが多いようで、2回めを受けるケースは20%を切ります。

浅野を第一志望とする受験生が逗子開成の2/1、2/5を受けていると言えるかもしれません。

逆に重複受験をしない傾向が強いのは、

男子では本郷、巣鴨、高輪。3回めだけ低いのが渋谷教育学園渋谷。

第一志望を貫くタイプの学校ではないのでしょうか。渋渋は1回2回で受からなければ

3回め(2/5)は可能性が低いということでしょう。

さらに上位校志望者が前半戦で苦戦して流れてくるイメージです。

女子で重複率が低いのは、広尾学園と大妻。品川女子学院と共立女子は

前年から入試形態が変更されたため第一志望者は様子見の傾向のようです。

ほとんどの場合、初回入試で第一志望率が低い学校は、重複志望率も低くなる道理です。

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