例えば第一志望校の入試日程が2月1日。1月受験校の入試日程が1月10日、

であるとして、志望校合格に向けて、どの時点でどこまで到達できていればいい、

という達成目標は具体的に見えているでしょうか。

まあ、言うは易しでしょうね。

達成目標というよりも、チェックポイントでしょうか。

もちろん教科別。国語・算数・理科・社会。

現状、どの教科もまんべんなくできる、ということはないはずですから、

それぞれも配分ぐらいはイメージしておくべきでしょう。

がむしゃらにやればいいというものではありません。

すべての教科で自己最高の偏差値を目指す、なんていう無駄なことは

やめたほうがいいわけです。

受験生本人が自分の抱える課題をしっかり自覚していれば別ですが、

そんなに都合よく事は運びません。

受験の終盤戦、どれだけ塾に頼れるか、どの部分を家庭でフォローすべきか。

これは個々の受験生でも違うわけですし、通っている塾、そして教室によっても

違ってきます。

自分の経験の中で印象深かったのは、

大手塾での講師経験を踏まえ、中学受験に熟達した個人塾の塾長先生、何人かから

話を聞くと、

「親が口出しするからうまくいかない。塾にまかせておけばいい」

という意見と、

「親が家庭ですべきことをわかっていないからうまくいかない。」

という意見、真っ二つに分かれます。

いったいどちらが正しいのでしょうか?

思うにどちらも正しいようです。

その心は…。

何人も何十人も何百人もの受験生を見てきた塾側の合格イメージと、

保護者側の合格イメージがうまく重なると、

塾の役割、保護者の役割がうまく分担されるからです。

しかしながら、塾の領分に保護者が口を出してバッティングし、

逆効果になるばかりか、本人のモチベーションが下がる結果になって、

受験直前でのブレーキが致命傷になることも珍しくないと言います。

超難関校を目指すトップ塾ほど、保護者のすべきことに対して注文が多く、

中堅クラスから難関校を目指す受験生の保護者には

「塾に任せろ」と考える塾長先生が多いようにも思います。

これだけでも中学受験において、いかに保護者の比重が高いかを

物語っています。

もっと入試直前になって、

「保護者がそんな考え方だから、きっと失敗する」

というのはブログ的には面白いのかもしれませんが、

今回はこのぐらいのタイミングで、

必要な修正は試みておいたほうがいい、まだ間に合う、というメッセージを

発信してみようかと思います。

現時点で保護者の覚悟、本人の成長のためには裏方に回る、覚悟ができているかどうかは、

まずは志望校選びに如実に表れます。

10月の時点で出願まではまだ時間があるかもしれませんが、

これからの会場テストの結果次第で最終受験校が大きく変わるかもしれない、

と考えているとしたなら、かなり失敗リスクが高いと思います。

10月時点での各受験生の具体的な併願イメージについては別の機会に

掘り下げようと思いますが、志望校がしっかり固まってないと、

やみくもに「偏差値を上げたい」となり、

塾としては全滅だけはやめてほしいから、確実に受かる学校を

少なくとも1校だけは受けてほしい、という消極的な指導スパイラルに

陥ることは否定できません。

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