はっきり言うなら、「必死に」中学受験までして入学する価値のある私立中学は

そんなに多くないと思っています。純粋な有名大学の付属校をどうカウントするか

にもよりますが、「進学校」でくくっても、全体の半数に満たないのでは、と思います。

ただし、この感覚はまさに個人差があるでしょう、全体の半数に満たないどころか、

わずか十数校、二十数校と見ている人もいるようです。

まずはその狙った学校にいかにして合格するか、が中学受験です。

偏差値を無限に伸ばすのが中学受験の目標ではありません。

前回触れた「土壇場で偏差値を伸ばす」企画記事、たとえば国語で

語彙力を増やして偏差値40、漢字を意識して覚えて偏差値50、文章を正しく

区切って読めれば偏差値55、そのうえで記述ができるようになって

偏差値60とありました。

語彙が不足している段階で、漢字を練習し、漢字が定着しない段階で

長文読解に挑んでも、国語の入試問題が思うように解けるはずがありません。

漢字の練習=熟語の暗記→語彙の拡大となるケースもないわけではありませんが、

いっぽうでは漢字の練習=書き順の習熟で、語彙の拡大とは

まったく切り離されているケースもあります。

それはもはや勉強法以前の問題です。

算数の場合も同様です。

9-6÷3=□

などという簡単な問題を間違う小6受験生はまさかいないと思いますが、

塾の先生に言わせると、完全に身についていない生徒は、

○-○÷○=□

中の数字を大きな数字に入れ替えると

途端に誤答の確率が上がるそうです。

分数や小数も同様です。

0.25を分数に直すことができても、3.75になると分数に変換できないとか。

知識の定着とその運用は別なことですが、集中できていないから

理解しているのにミスをした、と結論づけたいのが人間の心理です。

正しい知識が定着していて誤答になるケースはありません。

あくまで運用時に見落とすから誤答になるのです。

正しいものを選べ、と正しくないものを選べを読み間違えるのが

最たる例でしょう。

集中は大事です。でも集中力は永遠に続くものではありません。

基本的な知識があやふやなのを集中力のせいにしてはいけません。

正しい知識をしっかり定着させ、集中している時間内で

解き切れるように解答スピードを上げれば、運用時のミスも減るはずです。

こうしてテスト終了後の自己診断ができないうちは成績自体も伸びないものです。

わかっているかわかっていないかがわからない。

わからないところがどこかわからない。

それでも偏差値を伸ばしたい、は本末転倒というか

ナンセンスだということがわかるかと思います。

誰かのために受験するのではなく、自分自身のために受験するのだと

受験生本人が自覚し、地に足のついた手順を繰り返せば、

最終的に偏差値云々ではなく志望校合格が近づくということです。

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