さてTOP25は強豪校(!)がひしめきあっているとしても、
TOP26-50に目を向けると、いよいよ
入試難易度(偏差値)と進路実績の変動の間にギャップが見えかくれします。
男子校では偏差値70の桐朋。近3年の東大合格者数は40名。
偏差値62の巣鴨は東大合格者46名。
偏差値64の暁星は39名。
なんだ、桐朋の偏差値との兼ね合いで見たら、
巣鴨や暁星は東大合格者多いじゃないか。
TOP50の中で2017年の結果偏差値がもっとも低かったのは
共学校の穎明館の54。東大10名。
男女募集校の桐光学園も男女の中間値は51で、東大16名。
なんだ探せばお得な学校があるじゃないか!
本当にそう思うのなら、近年の推移をよくよく調べてみましょう。
え?このブログの引用している「2011-2017の7年間平均値」が
不正確なんだろうって?
穎明館も桐光学園もTOP50の学校なんかじゃないはずって?
そう来ましたか。
7年間の間に実績が急落している可能性はないのでしょうか。
つまり、たまたま突出した1年のせいで、あたかも
実績が急伸している印象を持たないための平均値は
急落している学校の過去の栄光も拾ってしまう弱点が
あるということです。
これから伸びそうな、いまは入りやすい学校を見つけようと
しても、真逆の学校を視野に捉えてしまうということになります。
さもなければ、まったく実績のない学校に対して、
「きっと伸びるはず」といわばギャンブルに走るしか、
お買い得校探しは成立しない、ということになるわけです。
さて、この結果偏差値の推移から、
その学校がしっかり生徒募集ができているか、
もし仮に進路実績が停滞気味であっても、立て直すメはどれだけ
あるのか、そこを見極めようとすると
また別のリスクも浮上してくるから厄介です。
↓ブログランキングに参加しています。
応援クリックをよろしくお願いいたします。