さて、入試難易度(偏差値)と進路実績の変動の間に存在するギャップについて、

続けます。

難関大学合格比率、2011-2017の7年間平均値で、上位→TOP25から順に見ていくなら、

学校の並びは決して偏差値順ではありません。

首都圏模試の結果偏差値で、その学校のもっとも合格者の多い入試回を

ピックアップしていくと、

結果偏差値幅はこうなります。(共学校は男女の中間値で判断)

最高が開成の78で、最低は帝京大学の61。

その差17です。

このほか攻玉社が63、世田谷学園、横浜共立学園が65などが

偏差値低め、進路実績上位の学校と言えます。

ところが興味深い傾向が見てとれます。

帝京大学、攻玉社、世田谷学園、横浜共立学園の

近3年間の東大合格者合計は、

それぞれ2名、56名、18名、6名となっており、

近3年間で東大合格者が100名を超える学校が

ズラリ並ぶTOP25において、もっとも偏差値が低いのは

浅野の72(東大102名)なのです。

つまり東大以外の国公立大、早慶上智、MARCHで

合格者の比率が高くても、結果偏差値は高くならない、

という傾向が見られます。

さらにくわしく見ていくと、男子校では

攻玉社の56名より少ない、

芝が71(46名)、サレジオ学院が69(28名)、

逗子開成が69(20名)ですから、

これらの男子校が攻玉社よりも、

開成・麻布・武蔵の東京男子校御三家、

聖光学院・栄光学園・浅野の神奈川男子校御三家の

第二志望校として合格ラインが上がっている

ようです。

サレジオ学院も逗子開成も聖光学院・栄光学園とは

偏差値の差が7もありますから、そこで

東大合格者数が4倍、5倍と違ってくるのでしょうか。

いっぽうTOP25の女子校では東大合格者が近3年で

3桁なのは桜蔭、女子学院の2校のみ。

結果偏差値70台でもフェリス女学院が29名(偏差値73)、

雙葉が40名(偏差値73)ですから、女子校の場合は

東大合格者数で人気になっているわけではないことが、

見てとれます。

偏差値は人気の反映であり、人気は東大合格者数の

反映であることは女子よりも男子に顕著ということになります。

また最難関中の併願校としてのポジションを確立することで、

安定した募集と進路実績が確保できている現実もあるようです。

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