午後入試新規導入の女子校、もう2校ほど触れたいと思っています。

きょうは2/3PMにインタラクティブ入試(20名)を募集する、

共立女子です。

このため定員調整で2/1AMの1次入試の募集定員が150名から

130名に縮小されます。

どっちかというとこちらのほうが影響があるかもしれませんね。

150名定員で2016年は合格184名、2017年は合格167名とかなり絞り込んだ

合格者数ですから、ほとんどが第一志望者であることが想像にかたくない

入試です。

さて件のインタラクティブ入試ですが、算数50点+英語インタラクティブトライアル100点の

計150点で合否判定するようです。

インタラクティブトライアルについては学校サイトにサンプル動画がアップされています。

出題する先生と受験生数人のグループトライアルのようで、英語で質問を聞き、

それに答えたり、パネルの内容を英語で説明する形式のように説明されています。

テロップでは英検3級程度が必要、とありました。

サンプル動画には在校生が出演していますから、小6受験生と比べると

ハンデがあるような気もしました。

たぶんグループトライアルは得手不得手があるのではないでしょうか。

同じグループにどれだけの英語力の受験生がいっしょになったかも影響する

でしょう。

積極性は評価されるにしても、他人の回答を尊重してそれに反応する能力も

必要になる気がします。単なるグループ面接とは違うわけです。

まあ、日本人が慣れてない部分といえばそれまでかもしれません。

学校が将来を見据えて、そういった能力も求めたい、伸ばしたいということかも

しれません。

それにしても気になるのは、従来の入試形式との対比です。

この形式のほうが高得点を取れる可能性を感じる受験生は

どんなタイプの受験生でしょうか。

これまでに練習していたペーパーテストのほうが安定して実力を発揮できる、

と考える受験生のほうが多数派なのではないでしょうか。

共立女子の場合、帰国生入試も定員を10名から20名に増やしていますから、

帰国生の再挑戦チャンスと捉えれば、符合します。

そのぶん従来型の定員を縮小したということです。

英語の重要性が各所で強調され、中学入試でも英語力で判定する入試が

非常に目立つようになってきましたが、その割には英語で受験する生徒は

増えていません。

英語を選択したほうが合否に有利になる、という確信を持てなければ

英語受験生は増えないわけです。

ただ学校としてはそういう対応もしっかりしておきたいところ。

2/3PMという設定がなかなか微妙かなと思います。

少なくともそこで新規開拓を目指して勝負に行った日程ではないように

見えます。

常に学校としては多様な生徒を入学させたいと考えます。

4教科入試一辺倒ではなく、さまざまなスタイルをクリアしてきた

受験生に入学してほしい。それはわかります。

ただ受験生にとって、自分にぴったりの入試形式にめぐりあうことは

まずありません。自分にぴったりと思える学校の入試形式に、

必死ににアジャストするのが受験生です。

入試の多様化を画策する学校と、入試を突破したい受験生の利害は

意外とマッチしないように思うのです。

ですから、共立女子の場合は、午後入試導入ですが、

より一層英語に力を入れたい、という学校のメッセージと受け取った

ほうがいいような気がします。

ちなみに受験者数推移、結果偏差値、進路実績推移も参照しましたが、

ここで動くのもありかも?という程度の印象です。

学年規模が300名を超えている女子校の割には規模の大きい学校ですから

募集や進路で失速が始まってからではブレーキをかけるのはひと苦労です。

毎年の入学生の状況を見ながら、早めに調整を図るのは好ましいこと

だと思います。

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