あくまで考えていく順序の問題だとは思います。

思ったように受験生が集まらない学校が、

これまで以上に英語教育に注力するとアピールすることで

学校の魅力が増すのだろうか、と思います。

使える英語を身につけることが、どう将来の進路に結びついていくのかが

果たして中学受験生の保護者にきちんと伝わるのかと思うわけです。

英語から国際理解、グローバルと範疇を広げたところで

同じことが言えます。

トラベル英会話レベルでイメージしてみても、

海外で道に迷わない程度の英語力と、

訪日外国人に国内を案内するレベルの英語力(知識)とでは

かなり差があるでしょう。

結局は学ぶ側のモチベーションの基準として、学校現場において

このぐらいまで英語力を高めたいというサンプルは

必ずしも十分だとは思えません。

例えば英語によるコミュニケーション能力の向上をうたったとき、

単語を多く知っている、例文を多く知っていることと

その運用力とは直結しないように思います。

特にこうした英語でアピールする女子校を志望する

中学受験生が減っているのは、もはや単なる特技としての英語

では将来役に立たないと感じているからでしょう。

実用的な英語力を身につけるためには、総合的な学力も必要となります。

総合的なコミュニケーション能力も必須となります。

知識はもちろん、観察力も相手を思いやるマインドも不可欠です。

これらは英語と言う一教科に収まるものではないでしょう。

まあ、いろいろ理屈のこねようはあります。

卒業生の進路が支持されていれば、受験生(生徒数)が激減するという

こともないはずです。

ならば早急に改善すべきはその部分です。

現時点で十分な進路実績が伴わなくとも、より上位の受験生が獲得できれば、

進路実績は将来的に補完できる、英語教育への注力はそのための方便、

では単なる延命措置にすぎません。

18年度の中学入試要項を学校サイト上で確認する限り、

真意が伝わらない入試改革をいくつも見かけます。

背に腹は代えられぬ状況に追い込まれてからでは遅いのと同時に、

そうなってしまったからこそ、在校生を丁寧に育てて送り出す

べきなのだと思います。

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