こう書けば、前回の記事の2校の校名がわかってしまうような

気がしますが、なんと両校ともSGHです。

スーパーグローバルハイスクール。

しかるべき取り組みを継続していないと、このお墨付きを文科省から

受けることはできないわけで、申請しても選定されない学校も

多数あります。

ただ中学受験に関する限り、このSGHというお墨付きは

効力を発していないように思うわけです。

Hはハイスクールですからね。中高一貫教育の充実とは別の話。

いや、というよりこうした取り組みの成果のほうは

評価されていない、募集に結びついていない、ということでしょうか。

英語に慣れる、英語の重要さに気づく、の先にあるものと

結びつけることができなくては何のグローバルかと思います。

ネイティブの教員も人数の問題ではないと思いますが、

出身国や滞日年数のバランスも重要視したいところでしょう。

自分の原体験で言うと昔々の学生時代、ヨーロッパへ旅行した際、

フランスで英語を褒められたことがありました。

でも後から考えるとそれは皮肉だったんですね(笑)。

いっぽうスイスを訪れたときに道を尋ねて、現地の人が

一生懸命英語で説明してくれました。街はジュネーブでした。

御存知のようにジュネーブはフランス語圏です。

またミラノの駅ではやたら英会話スクールの広告が目立ったのも

覚えています。

マルチリンガルが当たり前な環境がそこにはずっとずっと昔から

あるわけです。

そこがしっかりできている学校はことさらSGHを

目指さないのかもしれませんね。

そういえば、ある学校で帰国生クラス(20人程度)の英語を

授業参観したことがありました。

この学校は帰国生の多い学校ではありますが、

SGHではありません。

たまたまそのとき同義語(Synonym)・反意語(Antonym)

を扱っていたのを思い出します。

feel goodの言い換えと反意語が問われていました。

自分が中学生(公立)の頃は、その単語が習ったか

習っていないかが大問題でした。

習っていなければわからなくて当然、という空気が周囲に

ありました。

英語は学校の勉強であって、習ったことが定着していればいい…

多くの日本人はそういう環境で育ってきたのだと思います。

それで英語が得意になるはずがありません。

その帰国生の多い学校では、全体の1割弱が帰国生だった

ことになります。習ってないからできなくてもしかたがない、

という言い訳が通用しない環境が成立していたのだと思います。

帰国生募集に力を入れることによって、進路実績としても

成果が上がり、生徒募集の面でも好循環になっていく

一例がそこにありました。

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