早慶上智やMARCH合格実績の高い進学校よりも

早慶やMARCH付属校のほうが、入試の難易度が低いのは

不合理であると誰かが決めたわけではないのでしょうが、

付属校の難易度は新規募集の場合であっても、

わずか数年のうちに一定レベルに揃うのですから

不思議なものです。(中央大学附属横浜が一例です)

大学の側も少子化の流れの中で、優秀な学生を確保する

ことが求められており、そこは必死です。

偏差値表にはいろいろな事情が透けて見えます。

さてここまで首都圏模試、四谷大塚、日能研の偏差値表を

見比べてきました。

当ブログで

「四谷大塚の偏差値は首都圏模試よりも7~12低く出ていて、

日能研の偏差値は四谷大塚よりも多くの場合、1ないし2低く出ている」

と大まかに書きましたが、学校によってはさらに大きな

偏りが生じています。

偏差値は50が全体平均ですから、単純に考えると

四谷大塚の判定テストで偏差値50の受験生は、首都圏模試の偏差値で57~62が

得られるということになります。

ところが上位校、中堅校にかかわらず、学校ごとの偏りはもはや有意性を

疑いたくなるほどに激しいわけです。

男子で言えば麻布、開成、聖光学院では首都圏模試と四谷大塚の差は7ですが、

桐光学園(1)や江戸川学園取手(難関大)ではその差は14です。

女子でも渋谷教育学園幕張(1)や渋谷教育学園渋谷(1)では

首都圏模試と四谷大塚の差は4ですが、洗足学園では差が11も

あったりします。

これだけ違うと、どの偏差値であれ難易度の序列として

偏差値を利用することにいかに無理がわかる察しがつくと思います。

これが偏差値は「あくまで目安」ということの実態です。

そして偏差値は入試の形式によって、合格の出し方によって

学校側がある程度はコントロールできる性格のものです。

コース別募集、クラス別募集が増えているのはそういった背景です。

たとえば難易度の割に進路実績が高い学校と、その逆の学校が存在するとします。

受験生は入りにくい学校に価値を見出すものでしょうか。

しかしながら、進路実績の期待値が高い学校には早くから人気が集中し、

先物買いになりますし、実績の割に難易度が低い学校には何らかの

ウイークポイント(たとえば都心からのアクセスが悪いetc)がある

ケースもあるため、簡単ではありません。

というわけで関心を向けるとすれば、偏差値表上の序列ではなく、

進路実績の推移であるべきだと思います。

もちろんそれとて絶対の基準はありません。

さまざまな視点が存在しています。

どちらかというと、学校側がどう見られたいと思っているか、のほうが

答えです。学校選びの難しさはそこにあると思います。

次回は偏差値表上のそういった具体的な逆転現象について、

少し調べてみたいと思います。

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