会場テストの偏差値の信頼度…母集団の違いによる

バラツキは当然ですが、志望者の少ない中堅下位校でも

合格ライン判定が困難になる傾向が強く出ています。

予想の段階では実質倍率がわかりませんから、

高めに出る傾向があることは注意すべきでしょう。

いっぽうで各会場テストで共通の傾向があらわれるのは

特定の共学校の男女差です。

おもに男子よりも女子の難易度が高い学校。

これは大学付属校に多く見られる現象です。

もっとも顕著なのは

成蹊。

2/1の1回入試は

実質倍率が男子2.2倍、女子3.4倍。

男女とも前年よりは受験者増加しましたが、合格者は絞り込まれました。

結果偏差値。

首都圏(男)60(女)66、四谷大塚(男)48(女)54

日能研(男)48(女)56

慶應義塾中等部は

2/3入試の合格者が2/5の二次試験に臨むスタイルですが

実質倍率は男子4.3倍、女子6.2倍。

首都圏(男)73(女)75、四谷大塚(男)64(女)70

日能研(男)62(女)68

3模試とも女子の難易度が高く出ています。

また早稲田実業は

実質倍率は男子3.2倍、女子3.5倍。

首都圏(男)73(女)73、四谷大塚(男)64(女)69

日能研(男)61(女)67

四谷大塚、日能研では差が5ないし6あります。

青山学院も同様で

実質倍率は男子2.8倍、女子5.1倍。

結果偏差値は

首都圏(男)66(女)68、四谷大塚(男)57(女)63

日能研(男)54(女)63

なんとここでは日能研の偏差値で女子が男子より9も高くなっています。

成蹊、慶應義塾普通部、早稲田実業では、男女で定員が異なるため

(男子定員より女子定員が少ない)当然の結果と言えるかもしれません。

また青山学院の中学募集は男女あわせて140名ですが、

初等部からの内部進学者を含めて中等部で男女同数となるように調整するようで、

中等部入試の合格最低点も男女で10点以上の開きがありますから、

女子のほうが難易度が高いのもうなずけるところです。

これらの大学付属校は毎年同様の傾向の入試です。

そこのところはあらかじめ理解しておくべきでしょう。

いずれも人気大学で「付属校人気が高い」というくくる

ケースも見かけます。

ただ、明治大学、法政大学、中央大学の付属では

3模試ともそこまでの偏りは見られません

(立教大学の付属・系列校は男女別学)。

やはりそこは付属校人気ではなく、

あくまで大学の人気と見るべきでしょう。

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