だいぶ長く続けてきましたが、都立中高一貫の話は

さすがにそろそろ終盤です。

まあ安易な選択でさえなければよいという単純な話です。

ここまで高校募集のみの都立高と進路実績比較をしてみましたが、

いまちょうどfc2ブログのほうでも、私立中高一貫校の

最新進路データ分析をしていますので、

私立とも比較をしておきましょう。

まず最初は都立中高一貫校の難関大合格実績バランス。

これは直近1年ではなく、中高一貫生卒業以降の

最大で7年間(→白鴎)の平均値になります。

比較対象として都内の共学校進学校と、

男子校・女子校のそれぞれトップ5の数字を並べました。

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都立中高一貫校には早慶上智>MARCHのバランスに

なっている学校は1校もありません。

小石川の2016だけ単年で早慶上智>MARCHとなっているだけ

です。

よってMARCH現役進学の志向が強いのかと思いきや、

現役進学率には富士の72.3%から南多摩の87.1%まで

やや差があります。

ちなみにこの現役進学率の数字は2014-2016年の

3年間の平均値で、2010年開設の大泉、富士、三鷹、南多摩の

4校は2016年に1期生卒ですから、単年の数字です。

私立一貫の場合は、国公立大の合格率が高いほど現役進学率が

低く、MARCH実績が高いほど現役進学率が高い

傾向が見られますが都立の場合にはそれは当てはまらない

ようです。

その理由は別に東京大学第一志望でなくても、

国公立大志向が私立中高一貫校より強いことが理由のようです。

例えば渋谷教育学園渋谷と比べてみるとわかります。

私立中高一貫校でもこのクラスの進学校では

早慶の場合、合格→進学率は30%台で志望順位は国公立大のほうが

上のようですが、都立中高一貫では早慶進学という選択肢を

残すケースが相対的に少ないと言えます。

これは穎明館、帝京大学とMARCH実績を比較しても

同様のことが言え、都立のほうが私立難関大への合格力が

低いのではなく、関心がやや低いようです。

少し前に紹介した高校募集校の都立立川や八王子東では

もっと高い数字が出ていました。

確かにこの表を見る限りでは小石川、富士はほぼダブルスコアですが

大学合格者のバランスは都立間では非常に似通っています。

今後トップの小石川が早慶上智>MARCHの傾向を強め、

南多摩、三鷹などが国公立大20%と現役進学率80%を

安定して両立させるようになると、私立とは違った都立中高一貫の

学校ごとの個性も際立ってくると思うのですが、さて

どうなるでしょうか。

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