公立中高一貫がピンキリすぎる件。

もう少し続けたいと思っています。

早い話がその都道府県の教育委員会がどう考えているかに

かかっています。

都立の場合は進学指導重点校、進学指導特別推進校を指定すると

同時に中高一貫教育に取り組む学校の3つのグループが

切磋琢磨することで、都立高全体のレベルアップが

果たされていると言えます。

当然ながら教育委員会の公立高校ベースの発想です。

ただし中堅校にいきなり中高一貫を持ち込んでも、

母体校のイメージが先行してあまり受検生には

人気になりません。

そして目立つ「結果」が出るケースは稀だと言えるでしょう。

意欲にあふれるスタッフを配置することで、

ここまで引き上げる、という数値目標があれば

少しは違うかもしれませんが、成功例は

少ないと思います。

併設型の中高一貫では高校募集を継続しています。

いっぽう高校募集のない中等教育学校スタイルの場合は、

母体校のイメージをひきずらずに別の学校に生まれ変わることで

一新しているケースが見られます。

都立の場合の桜修館、立川国際などは前身の都立大附属、北多摩とは

まったく別の学校と見なしてよいと思いますし、過去の経験

からは学校の対応もそういった感触でした。

ポイントは公立中高一貫でも併設型と中等教育学校では

ニュアンスがかなり違うということです。

公立高校の入試はたとえパイの大きい東京都でも

必ず前年度の倍率をふまえた手堅い受験作戦になりがちです。

併設型の場合は高校入試枠が他校より小さいわけですから、

東京のように選択肢が豊富であれば、できるだけ少数激戦は

避けようとするものです。

都立中高一貫のトップバッターである白鴎の進路実績が

頭打ちなのはそういった要素が影響していると

思います。

個人的に注目しているのは横浜市立南です。

横浜市立の中高一貫校で、2018年に中高一貫の1期生が

卒業します。

単純に母体校レベルで語るなら、1期生で難関大合格者数を

倍増させないと他の1都3県の公立中高一貫に肩を並べる

ことができません。

当初は中等教育学校で計画されており、最終的には

高校募集を残し一貫生4クラス、高入生1クラスという

バランスで進行している学校です。

いかにも高校募集を残したという比率です。

中等教育学校はどの角度から見ても中高一貫ですが、

併設型の場合は、○○高校附属中として前段階の

3年間がついている印象の場合もあります。

これは公立に限った話ではありませんが…。

県立相模原中等教育学校が順調な進路実績を残している

こともありますから、神奈川県vs横浜市の構図が

少々気になるところです。

いずれにせよ「1期生」は常に注目を集める

立場だと思います。

↓ブログランキングに参加しています。
応援クリックをよろしくお願いいたします。