見かたによってはジレンマでしょうかね。

公立中高一貫校を目指すと言っても、

A県とB県ではまったく事情が違っていることが

一昨日の地域差・温度差で理解いただけたかと思います。

でも、○県在住とカミングアウトしてしまうと、

もう志望校がバレバレです。

東京ぐらいですね、候補になる学校が多く、

難易度も高いケースは…。

都立中目指しています、なら志望校を明らかにせずに

話を進められます。

まあ、某県の競争率1倍の公立一貫校志望で

保護者ブログは書かないと思うのですが…。

おっと今回はブログの話ではなくて、

全国47都道府県の公立中高一貫事情を少し

掘り下げようというのが主旨でした。

連携型の中高一貫は別にして、

併設型もしくは中等教育学校がまったく設置されていないのは、

富山県、岐阜県、愛知県、三重県、鳥取県、島根県。

設置されていても最近で、卒業生が出ていないのが、

山形県、奈良県。

これらの地域では設置初年度の1994年から23年経ったいまでも、

公立一貫校って何?知らない。

と蚊帳の外なわけです。

さらに17年春の東京大学合格者。前期の8県を除き、

北海道、青森、岩手、秋田、栃木、福井、山梨、

山口、徳島、香川、高知、福岡、大分、鹿児島、沖縄の

15道県で合格者ゼロ名。

たまたまゼロ名なのかも?

と思ってほかの大学合格者数を調べてみましたが、

一関第一・東北大合格者岩手県内4位、

秋田南・東北大合格者秋田県内3位、

宇都宮東・東北大合格者栃木県内3位、

高志・金沢大合格者福井県内3位、

城ノ内・岡山大合格者徳島県内1位。

5校あるだけでした。

(国立大合格者数10名以上に限定)

ここから何がわかるかと言うなら、

1.公立の中高一貫校は不要である

2.不要ではあるがとりあえず1校は設置はしておく

3.中高一貫校を進学校化して競争をあおることはしない

日本の半数の道府県が設置から20年経っても

このポリシーを貫いているということ。

さらに興味深いのは多くの場合がとなりの県を

ライバルと見ているんですね。

よって、

富山・岐阜・三重→愛知

とか

鳥取←→島根

とか

公立中高一貫不採用の地域が隣接しているわけです。

さらに特徴的なのは

ある程度積極的に公立一貫を開校しても、

従来のトップ校が追い越されるような事態が

あっては不都合。

つまり少々進路実績が向上しても、

トップ校の地位が脅かされない程度のポジションに

公立中高一貫を設置するのが王道の政策。

めざせ公立中高一貫!で受験競争を煽っては

いけない、という基本方針をどの都道府県も

しっかり守って現状があるということになります。

ということは東京大学合格者が公立中高一貫合計で

5名以上の

宮城、茨城、千葉、東京、神奈川、京都、

岡山、広島、長崎、宮崎

でも、当然ですが、

公立校全体の底上げというベクトルでの

成功と見るべきでしょう。

単純には高校受験より中学受検のほうが

難関大合格の可能性が高いのかどうか

といえば答えは簡単です。

さて、こうした

めざせ公立中高一貫!で受験競争を煽っては

いけない、という基本方針に

唯一違ったアプローチで臨んでいる県が

あるようです。

もう少し、都道府県個別の話を

進めたいと思います。

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