前回の記事でも書きましたが、週刊誌の大学合格者数、
早慶はだいぶ少なめに発表されているので、コツコツと
学校サイトの公式発表をチェックしているところです。
まだ4月中旬なので、7~8割のデータが揃うのは、
GW明けになりそうな気がしています。
早く知りたいところですが、そこは気長に待つしかない現状。
ただ現時点での読みでは実際に早慶の合格者数は
前年よりかなり抑えられている印象です。
よって構図としては、
・単純に思うような合格者数にならなかった学校
・国立大にシフトして早慶志望者そのものが減った学校
・昨年が悪すぎたのでことしが良化したように見える学校
・その逆で昨年が良すぎたので、ことしは反動が出て厳しい学校
こんな感じに分けられるかと思いますね。
以前からの予測通り、進路実績が伸びている、伸びていないの
読み方もやや複雑になってきていて、その学校の目指すところに
だいぶ差ができてきている様子。
MARCHさえ伸ばせば安泰。現役合格至上主義。
そんな雰囲気の学校もチラホラ。
以前は「受験すべからず」な地雷校は、
そもそも受験者が集まっておらず、活気がない学校を指していた
気もしますが、ここのところは、受験生だけ集めて、
アドバルーンだけ上げて、内実が伴っていない学校を
見抜くほうへ自分の力点が移っているように思います。
たぶん、多くの場合、実績が思ったようでなかった学校は、
自サイトでの進路実績の公表が遅れることでしょう。
なかには、良かったのに仕事が遅い学校もあるようですが(笑)。
ここまで数十校のサイトを見た段階で、
ことしも「やっている」学校がありました。
多少巧妙なアレンジでもこちらは見抜く覚悟でチェックしているわけですが、
その学校は3月時点で
「速報!ことしもG-MARCH合格者が100名突破!3年連続!」
とやっています
2015年に初めて100名を突破したのはアッパレなのですが、
ここ3年で卒業者数は増加中で、稚拙なメッセージ。
G(学習院大)を除いた2016年データは手元に168名とあります。
ことしの速報?データは157名。
卒業生の数はどうやら前年比で3割増加。
あせって「速報!」とする意味はあるのでしょうかね。
もしも2桁に戻ったりしたら一大事でしょう。
そもそもいつからG-MARCH合格者を誇る学校にスケールダウンしたのか、
と言いたくなるぐらい、この学校はかつては高い目標を掲げていたような
気がします。
なんといっても、かつて当ブログに
「そこを分析してほしい」とコメントがついたのを思い出しました。
垣間見えるこの姿勢ひとつで、あっさりマイナス評価でよい気がします。
豹変する気配は感じません。
本来であれば学校には不首尾な単年の進路実績をしっかり受け止める度量が
必要だと思います。
あわてて取り繕うべきじゃないと思います。
それだけ募集の手ごたえも怪しい、そういうことではないでしょうか。
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