前回は、「塾での成績を上げる」が

第一志望合格に直結するのか?

という疑問を書きました。

少なくとも大手塾の成績別クラス編成は

モチベーションアップ、危機感を煽ることが

目的だと思ってました。いや、いまでも思っています。

大手塾ほど、全体レベルを上げることが実績に直結し、

難関中学の占有率を競うのが図式です。

10年ほど前に学校別に塾ごとの合格者数の

ランキングを作ったことがありましたが、

明らかに塾側の「重点校」が存在します。

その重点校を第一志望に据えるなら、

その合格者1位の塾がもっとも確率が高いということに

なるわけです。

そしてその塾で落ちこぼれたら、その第一志望に

受からない…という心理状況が形成されます。

でもよく考えてください。

大手塾の受験生が頑張って、みんながみんな偏差値を

上げるということはあるのでしょうか。

最初の頃は偏差値40台だったのに、ときどき50台後半が

出るようになったという塾生の比率と、

難関中安全圏の60以上を常にキープしている比率は

圧倒的に前者のほうが出現比率が高いのです。

偏差値は上下します。

一喜一憂は必要ありません。

ほんとうに第一志望に入りたい!と思うなら、

小6の最終学年で粘り強く積み重ねることでしょう。

ところが「ほんとうの第一志望」…これが問題です。

ある大手塾は毎年「御三家中○名合格!」「早慶中○名合格!」

と広告を打っています。

この数字の意味するところは何でしょうか?

もちろん難関中にたくさん合格させている、というアピールです。

合格率ではありませんね。絶対数です。

全部足したらすごい数だぞ、とそういうアピール。

いったい塾生は全体で何人いる塾でしょうか。

でも広告からは多数派のように見えます。

季節が進むにつれてその多数派から落ちこぼれる不安が

大きくなるという構図です。

こうしていつのまにか解けなかった問題、

得点にならなかった問題を

振り返る余裕がどんどんなくなっていきます。

この部分を本人の資質と言い切るのは

いささか乱暴です。

というわけで、

十把ひとからげに難関中合格の秘訣と

くくるのが好きではありません。

解法の理解とモチベーションの低下は

別問題だと思います。

この部分をネット上の保護者ブログに期待するのは

なかなか難しいと思います。

難関中合格イコール中学受験大成功!

というだけの保護者ブログ、けっこう目につきますけどね(笑)

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