中学受験において、受験生と保護者がどうやって学校を選んでいるか、

そして学校側がそのためにどんな情報を発信しているか。

現実問題としてかなり焦点がボケてしまっていると

感じています。

それだけ中高一貫のメリットを伝えるのは難しいわけですし、

中学募集している学校の中で、その捉え方はさまざまであり、

端的にはそれを進路実績で示す、という傾向が強いからだと思います。

そして、受験する側も中学受験しておけば、難関大学等々、

その先の進路がひらける、と安易な認識をしがちです。

中学で受験すれば、高校受験を回避でき、

公立中・高という選択をするよりも、

納得のいく大学進学ができる、

漠然と思っているケースが

非常に多いようです。

しかし、中学受験はほんとうに費用対効果的に

見合ったものなのでしょうか。

この部分をどれだけ繰り返し、

語っても残念ながら

なかなかうまく伝える力量がありません。

さて、きょうはこんな話。

学校のサイトもそうですが、

同じように広報ツールとして機能するはずの

学校パンフレット。

こんなことを思い出しました。

高校募集のある学校のパンフレットは、

中学募集用と高校募集用でどこがどう違うのか。

もちろん全然別のパンフレットを作成している学校もあり、

部分的に共通の内容で作成している学校もあります。

その仕上がりを一見して、学校としてどちらが主で

どんなスタンスで中高一貫教育に臨んでいるのかが

よくわかる事例だと思います。

私立中高の合同説明会に行く機会があれば、

両方のパンフレットを意識して手に取ってみるとよいでしょう。

あくまで個人的意見になりますが、

一度構築してしまった学校サイトのコンテンツを一から

再構築するよりも、年度ごとの学校パンフレットを

再構成するほうが負荷は小さい気がします。

かつて受験情報誌にたずさわっていた経験上、

制作する側の気持ちはとてもわかりますが、

毎年毎年同じ構成でマンネリ化するのではなく、

ときに校内の若い教員スタッフの声も取り入れて、

自校のストロングポイントをしっかり見つめ直した

学校の個性があふれるパンフレットのほうが好感が持てます。

多くの場合、経験豊富な広告代理店スタッフが

間に入っている以上、斬新すぎるアイディアは

登場しづらい側面は確かにあるわけですが…。

もちろんパンフレットや学校サイトだけスタイリッシュでも

実際に学校訪問した印象とかけ離れていては逆効果です。

いずれにせよ、学校が受験生に何を伝えたいのか、

現状をどう認識しているのか、鋭敏に感じることが

できてこそ、納得のいく中学受験ができると思います。

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