学校にとって、外部に公開すべき情報をしっかり把握するということは

実は思いのほか煩雑な作業であると思います。

そのすべてを学校サイト上で示す必要は必ずしもありませんが、

進路実績に限らず、おさえておくべき数字・内容があいまいなケースに

たびたび出くわします。

もちろん在籍生徒数の問い合わせに即答できないことを責めるつもりは

ありませんし、塾・出版社からのアンケートで人数の合計が間違っているなど、

ミスがあることは別に驚くつもりはありません。

それよりも、多くの学校を比較している立場から言えば、

「そんな細かい内容を問い合わせて何に使うのか」というスタンスが

私立であってもまだまだ多いということです。

実際問題、編集部を離れて毎年のルーティンだった細かいアンケートを

発信・受信・分析・整理する作業からは解放されていますから、

学校の気持ちもまったくわからないわけではありませんし、

塾によっては、同業の立場でも

それこそずいぶん細かい内容をアンケート取材するなあ、

と感じることもありました。

つまり塾と出版社で違うのは、

特に大手塾は受験生というソースを握っているという事実。

よって大手塾のアンケートは手を抜けないということになります。

大手塾の側も「傑出した情報力」を売りにしている部分もあるでしょう。

そういったせめぎあいは起こって当然です。

出版社を離れた立場でいま感じるのは、

塾・出版社が要求する情報の質と、学校が考えている自主公開すべき

情報の質の差です。

アンケートには回答するが、自校サイトでクリエイティブな形で

情報公開するには

コストがかかりすぎるので追いついていけない。

特に外部にまるごと発注している学校ではきっとそうなるでしょう。

インターネットが普及した時代であるからこそ、

学校側が知らせたいことと、受験する側が知りたいことが

どんどんすれ違っていく…そんな感覚にさえなってます。

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