前回、高校募集をしている中高一貫校、

7~8割の学校が情報公開していると書きました。

その進路実績の内情は

多くの場合、中高一貫生のほうが優秀です。

国公立大は一貫生優勢。早慶上智はほぼ互角。

MARCHは高入生優勢という感じで差がある場合も

多く見受けられます。

そんな中で高入生がはっきり優勢な学校が

ありました。

この学校の説明会に参加したときに

学校側が配布した資料ではそういったことはもちろん

まったく触れられていませんでした。

広報の先生は

「どちらも健闘しています」と数字は明解に示しません。

そういうことであれば塾や出版社が依頼するアンケートでは

情報公開をしないほうが、まだましだと思うのです。

そこは現状認識の問題があるのだと思います。

総受験者数で1500名を超える東京でも人気のその学校は、その後、

校長先生が替わり、改革と進めているとのこと。

そこまでに培った流れを一気に変えるのは

たいへんな作業でしょう。

高校から入学しても、一貫生に圧倒されることはないと

周囲に認識されている学校です。

まあ一貫生をしかるべきカリキュラムで鍛えれば、高入生以上の

実績を残すことは可能だと思います。

特に男子校の場合は一貫生は中3、高1のあたりで中弛み現象が

あらわれるといいます。

高入生は一貫生に追いつけ追い越せと努力するため、

高校2年で文系・理系のクラス分けをする頃には

かなり両者の差は縮まる、とは別の学校の先生から聞いた

こともあります。

この点は男子校のほうが大らかのように思います。

女子校の場合は上位校で高校募集をする学校自体が少ないので、

高入生が明らかに優勢というケースは聞きません。

豊島岡女子学園などは数年前に募集比率を調整し、

中高一貫生の割合を増やしました。

豊島岡は高入生も優秀ですが、

一貫生優位の状況はゆるがないようです。

一貫生と高入生の実績差の存在をどう認識しているか、

その点に学校が中高一貫をどうとらえているかが

あらわれてくる気がします。

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