ここまで併願作戦=受験校選びと偏差値の関係を説明してきたわけですが、

そもそものボタン掛け違えのきっかけは、

なぜ中学受験をするのか、を固め切らずに受験準備を始めてしまうことでした。

中学受験をする、という決断が先で

どんな学校に進学したいのかという具体的なイメージがないまま、

もしくは単に「難関中ならどこでもいい」という思いで、

進んできてしまった結果、このままでは受験を予定していた学校に

合格できない可能性が高いことに気づき、あわて始める構図です。

あくまで合格できない「可能性が高い」だけですが、当事者にとっては

不安このうえないことだと思います。

この「不合格の可能性」を低くする戦略もあるわけですが、

そんなことより、あわてて別の学校を探し始める…。

その根底には「中高一貫校=進路実績の優秀な学校」という

イメージがあるからでしょう。

そして私立の中高一貫校が進路実績が優秀なのはいいとして、学費が高い。

公立の中高一貫校なら進路実績が優秀で、学費は安い。

単にそんな理由で「第一志望は公立中高一貫!」と決める保護者もいるようです。

日本全体を見ていて興味深いのは大都市圏を除いて、

公立中高一貫校は人気がありません。進路実績も高校受験をして入学する

県立トップ校にはかないません。

お得な感じを醸し出しているのは東京・神奈川などごく一部の

ローカルな学校です。

それも私立中高一貫校と比較してパフォーマンスはさまざまです。

そして実際お得なのは入学がかなった場合であって、入学するまでのリスクを

考えるとなかなか高いハードルです。

たとえば都立中高一貫合格のハードルは高いが、挑戦してみる価値はある。

これはわかります。

でも6倍、7倍の競争率であるとするならどうリスクをヘッジするのでしょうか。

まあ、一部のブログを読んでいての判断ではありますが、

保護者の学校選択力はかなり稚拙であり、厳しい言い方をするなら、

真剣さを欠いていると言わざるを得ません。

その安易さに受験生が躍らされているのだとしたら、悲劇です。

第一志望校不合格のリスクをヘッジするための知識や情報の収集は

一年やそこらで十分になるものでは決してありません。

まあ、ブログ記事を書いてその記事記事のPVを観察していても、

「細かいことはいいから、全体的なことをかいつまんで知りたい」

そんなニーズが感じられます。

抽象的な全体的なアバウトな話をキャッチーなタイトルで表現した

記事ほど読まれるからです。

だがしかし、細かいことの積み重ねによって

気がつくと全体像は見えてきているものです。

ディテールを軽視している人ほど、

いざ本番であわてふためくのではないでしょうか。

そうは言いつつも、一定の知識を得ている層と、

まったくの中学受験初心者の両方にわかりやすい記事、面白い記事を

書くのはとても難しいことも痛感しています。

実際にブログを読まれている方々の学校選びの知識がどれほどの

ものか、少しキャッチボールをする企画を

試してみたいと思っています。

数日後にスタートしたいと思います。

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