昨日のつづきです。

もしかして80%偏差値だけが上昇している?という疑念について

とりあえず偏差値55以上の学校で調べてみましたが、

合格ゾーンが広がった学校、狭まった学校、変わらない学校は

男女ともほぼ同数でした。

80%偏差値だけが上昇していれば合格ゾーンは広がるはずですから、

そうは言いきれませんでした。

最上位の学校でも合格ゾーンが広がっている学校はあるという

ことはいえますが、全体的には個々の学校で

事情が違うようです。

合格ゾーンの拡縮には隔年現象という要素もあります。

特定の午後入試が合格ゾーンが広いなど、個別に見ていけば、80%偏差値より

10下でも受かっているケースはいくらでもあるようですが、

それを理由に何が何でもチャレンジしましょう、とは一概に言えません。

ひとつ考えられる原因は80%偏差値のラインが決めにくい状況が

起こっているのではないかということです。

合格可能性上の「逆転」現象が頻繁に起こっている可能性。

つまり偏差値61の受験生の合格率が70%で、偏差値60の生徒の合格率が65%、

偏差値59の受験生の合格率が70%で、偏差値58なら65%。偏差値57以下は合格率が

50%を切るとしましょう。ところが偏差値62は90%で偏差値63以上は全員合格100%。

こうしてグレーゾーンが続く場合は80%ラインは慎重に62と引きたくなりますが、

実際のデータからは58~61のゾーンは3人に2人が合格しているとすれば、

62というラインは高すぎると言えなくもありません。

もちろん内情はわかりません。その学校の入試回によって、

あらゆる分布が考えられます。

夏休み以降に何度も行われる会場テストの偏差値は

ひとつに志望者の平均偏差値の動向からラインの上げ下げが発生するわけで、

実際の入試結果が元になっているわけではないのです。

つまり、ちょっとしたさじ加減で変わってきます。

信頼度を意識して手堅くラインを引けば引くほど、どの学校も偏差値が上昇してしまう

構造なのではないかと思うのです。

たかが偏差値、されど偏差値。

ただ2014年から2017年の変化を見ていくと

「手堅くラインを引けない」学校も散見されます。

次回は再びここ3年間の80%偏差値の変化について、

学校個別のデータを調べてみます。

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