21世紀に入って、いっとき中学受験者数が増加していた時期がありました。

2007年あたりです。

しかしその後、横ばいから微減に転じて時間がかなり経ちます。

当時と比較して約15%の減少です。

中学受験者数が減少したことで、学校数や募集数は減ったでしょうか?

逆に新設校や公立一貫校の参入など、募集定員は微増しているわけです。

普通だったら「中学受験はやさしくなった」「門戸が広くなった」

こう考えるのが普通です。

しかしながら、業界では

「全体の倍率は下がったとしても上位校は相変わらずの人気で狭き門」

と言います。

なぜでしょうか?

まあ、さすがにその理由をここで書く気にはなりませんが、

読み手の方々が学校の偏差値を気にかけるのは知っているので、

あくまでも「めやす」として、

ほんとうにあくまでも「めやす」として、

ブログ記事で各種データに偏差値を併記したことがありました。

情報誌の編集長だった時代は、偏差値はあくまでも単純にデータとして

扱い、その上下に思いを向けたことはありませんでした。

学校ならいざ知らず、受験情報誌でそこに注目する必要はないと

思っていました。

もし仮に偏差値を分析するとするなら80%偏差値と20%偏差値の幅、

合格ゾーンの広がりについて、注目したことが何度かあった程度でした。

ブログ記事で偏差値を併記していて少し違和感を感じていたので調べてみました。

抽出したのは2014年入試用の最終偏差値データ。

2014年ですからわずかに3年前です。

2017年入試は10月時点の偏差値データで、最終データではありませんが、

よしとしましょう。

まず男子の2014年の偏差値55以上の学校。ただし2/1午前入試。

入試回にして46サンプル。

偏差値が当時と変わらない学校が6、下がった学校が5。3以上上がった学校が15。

2月1日午前入試は受験生ひとりにつき1回しか受けられませんよね?

偏差値55から上だと東京なら5割に近い受験生が対象になっているはずです。

平均して1.65の偏差値上昇。

女子の場合は

入試回にして52サンプル。

偏差値が当時と変わらない学校が8、下がった学校が7。3以上上がった学校が14。

間に合わなくなったからあせる構造

平均して1.27の偏差値上昇。

偏差値と言うのは相対的なもので絶対値ではありません。

全体の偏差値が上昇することはありませんから、

上がった学校と同じだけの下がった学校があるということです。理論上。

ただ偏差値54以下で実際に競争倍率が発生している入試回数はこの2倍もありません。

偏差値41以上54以下の入試回は男子で51回、女子で76回。

偏差値40以下の学校はほぼ募集困難校ですから二極化の対象外と

言ってもよいはず。

もしかして80%偏差値だけが上昇している、ということはないのでしょうか?

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