しつこいかもしれませんが、この記事を再掲しておきます。

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偏差値として論じられているのは、多くの場合(合格可能性)80%偏差値

「偏差値に対する正しい理解がされていない」

という問題と

「偏差値を上げることと、志望校に合格することは完全にはリンクしない」

という問題。

残念ながら、依然として合流手前です。

それにしても四谷大塚や首都圏模試の80%偏差値って正しく理解されているもんなんでしょうか?

(日能研は80%偏差値をR4と称していますね)

一応建前は、その偏差値の受験生が5人受けたら4人合格するのが80%偏差値

ということになってます。

シンプルに図に表すと、こうなります。

偏差値分布修正151105

が合格、が不合格)

でも実際はこんなにきれいには合否が分かれて分布しません。あくまでもイメージです。

(倍率が高い学校ではもっと極端な分布になり、合格可能性ラインは引きにくくなるものと

思われます)

ただし確実に言えるのは、偏差値58の学校でも50~53のゾーンに確実に合格者がいるということです。

聞いた話によると、この80%のライン(50%、20%のライン)は各社の専門職の方が

プロフェッショナルに「決めて」いるらしいですよ。

もちろん過去の会場模試の分布と比較しながら、上げるか下げるか。

サッカーでオフサイドの旗を上げる第三審判みたいに。

前回は58だったけど、ちょっと上位が集中気味なので59にしておくか。

でも人気が集中したのは、その会社のその回の模試ですから。

本番でも同じように受験生が集中するかというとそれはわかりません。

でも昔々は「アナウンス効果」がもっと効いていて、

○○中学が人気で難しくなりそう、というと、受験生はほかへ流れたものです。

最近は本番でもやっぱり人気で、「より狭き門」が予告された通り現実になったりします。

その替わり、例年通りだったはずの学校が、突然密度が薄くなって、

易しくなったりしますから、手に負えません。

だから偏差値に一喜一憂するより、過去問をしっかり対策して、真の合格力をつけましょう、

ということになるのです。

そして学校によっても、受験生の(偏差値)分布にかなり差があります。

こうなっているとしたなら、(80%偏差値)64の学校と62の学校ではどっちが難しいと言えるのでしょう?

前にも書いたように、会場模試の偏差値と、実際の入試は完全にはリンクしません。

安全圏と思っていた生徒が不合格で、持ち点がかなり低くても、圏内に滑り込むことがよくあります。

ただでさえ、12歳の入試本番のコンディショニングはなかなか完璧にはいかないものです。

入試シーズンは風邪が流行る季節でもあることですし。

いずれにせよ、合格・不合格の分布は学校ごと、試験の回数ごとにあるわけです。

ここで、

「うちの子の偏差値は12月の模試で64まで上がった」

がどれほどの意味を持つのか、じっくり考えてみてください。

よーし、ラストスパートでだいぶ伸びてきたぞ、

という手ごたえにはつながるのだとは思いますけどね。

さて、偏差値分布の学校ごとの特徴その他についてはまたの機会に。

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