よく聞くのは
第一志望校の過去問は5年分ばっちりやりました。
第二、第三志望校は2年分やりました。
そんなコメントです。
「やりました」→ひと通り解いてみました?
それは本当にやったことになるんでしょうか。
時間を測って、本番さながらにやりました?
本格的に過去問をやる!
ということなら、時間が必要で、
平日に1教科ずつ、4回に分けてやりました、
という臨場感でもいいのか?となると、
過去問対策はおおごとです。
そこまでやらなきゃダメなのか、とか
そういう問題じゃありません。
受験生本人はこの構造をよく理解していれば、
時間を分割しても効果はあるでしょうが、
そこはまったく期待できません。
たとえばあえて制限時間+10分で、教科ごと
ガチで挑んでみる。
終わってから
スピード優先で立ち向かうべき問題と、
じっくり落ち着いて解くべき問題を
ちゃんと振り返る。
知識がないことが原因で解けなかった問題の
知識を復習しておく。さらにはその周辺の事項も
確認しておく。
実は
「何ができなかったか」
「どうして得点できなかったか」
について知ることが対策としてはかなり重要です。
本番の試験では
「終わった後の反省」はききません。
つまり過去問は
ただやればいい
というものではないと思います。
その学校が過去に出題した問題を知ったところで、
同じ問題は出題されないでしょう。
さあ、ここまで塾でせーんぶやってくれるのなら
保護者はラクチンですね。
ひとつの教室に塾生が数十名?それ以上いて、
ひとり一人にあわせて
過去問に対してリアルな時間をかけられる
とはキタシロには思えないわけです。
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