昨日は受験生本人の合格への感触を大切に…という話でした。

頑張れ頑張れだけでは本人のメンタルが厳しくなってきます。

保護者から見て「ホンキで取り組んでいない」ように見えるのは

本人もホンキで取り組んだ経験がないせいでもあります。

頑張れが強すぎて、自分に自信がなくなると、その時点で

歩みが停滞する可能性があるので、ペースアップを強要しすぎるのは

マイナスです。

「合格最低点をクリアすれば、志望校合格」

これを理解していない受験生もいるようで、

偏差値が上がらない、単に問題が解けないことに悩んでしまったり

するのです。

過去問に端を発するこの話題ですが、まあ実に分岐点が多い。

過去問をもっと早めに、そして体系的に扱ったほうがよかった

気もしますが、これって実感するタイミングの問題もあるんですね。

春先にこの話をしても誰も関心がないし、直前のお正月あたりで

話をしても、小6生は「いまさら間に合わない」と感じますから、

ついつい突っ込むタイミングを失ってしまうんですね。

昨シーズンはそれよりも優先したい話題がたくさんあった気がしています。

きょうは併願作戦に少し首を突っ込みましょう。

学校選び、志望校選び、受験校選びの話に進めると、これまた見事に脱線して

しまうので、合格者平均点・受験者平均点の観点からだけに限定します。

3回入試がある人気校があるとしましょう。

ふつう第一志望であれば初回入試から受験します。

鉄則です。

ほかに気になる学校があって、初回入試をパスする受験生の気が知れません。

それではまったく第一志望ではないと思うのです。

過去の第一志望を現在の現実的な第一志望より優先するなんていう話は

迷いであり混乱です。志望校不合格の最初の一歩であるとすら言えるでしょう。

これは、合格者平均点・受験者平均点を見るとよくわかるのです。

両者の差は入試回が進むほどに大きく開いていくからです。

中堅校の場合、何度も受験することでボーナス点が与えられることもありますが、

上位校の場合は、問題に慣れることはあっても、そういうサービスはありませんから、

たとえばどの学校とはいいませんが2月5日の3回め(最終回)の入試日程などは、

合格者平均点・受験者平均点は初回の倍ぐらいになっているんですね。

もちろん実質倍率も高くなっていますから、その点からも理解できるはずです。

その理由は合格最低点に届かなくても志望校を受験しきりたい層、

さらなる上位校が不首尾で最終回入試だけ参戦してきた層

(←併願作戦に失敗しつつある層)が混在しているからに他なりません。

これを学校の側から見れば、最終回入試で自校を第一志望とする層よりも

上位の生徒を獲得するチャンスととらえることもできるでしょう。

というわけで複数回入試の学校は初回で受かることがいちばん簡単で

(実際に初回が偏差値がもっとも低い学校は多い)過去問対策も

初回にターゲットを絞るべきなのではないでしょうか。

しっかり過去問分析が済んでいて、何回目の入試でも出題パターンが

変わらないという確信があれば別ですが、もし最終回入試で

「上位の生徒を獲得するチャンス」を意識した出題をする学校に対しては

受験生は時間が限られているのですから、

すべての回の過去問に取り組むほうが

デメリットが大きい、非効率的ということも言えるでしょう。

各回の問題の構成、スタイルを比べること、

合格最低点と倍率ぐらいは

保護者がつかんでおいて損はないと言えます。

まあ、その前に最終受験校が決まってなければ、

それもできないわけですが。

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