よく言われるのは

大手塾は情報力が違う…。

いっぽうで個人塾は

面倒見がよく小回りが利く…。

どちらもある面では正しいですが、

手放しで受け止められない側面があります。

特に大手塾は塾内情報誌などを発行するなど、

一見受験に対する情報量は豊富に見えます。

確かに情報の量は豊富です。

会場テストを主催しているような大きな塾は、

ある程度は客観的な偏差値データ、動向データも

持ち合わせているでしょう。

ただひとり一人の受験生(保護者)のニーズに合った

情報が蓄積されているかというと話は別だと思うのです。

逆に蓄積した情報量が活用できるフィールドへ

受験生(保護者)を導いていくという側面があるかもしれません。

誰もが目指すあこがれの難関校にノウハウを持てば持つほど、

受験生(保護者)をそのルートに乗せることで

その塾の将来に直結していく循環が生じます。

塾の現場スタッフは多様な価値観に対応することを

求められますが、現実としてはそのスキルを磨くのは

なかなか難しいわけです。

大手塾と言えども、かかわっているのは人間ですから

どうしても教室間の個性の差や実力差は生じます。

本来はそれを補う情報力であるべきです。

学校の例でこんな例があります。

吉祥女子で図書室を見学したときのことです。

図書室の一角に卒業生が残した

「志望校合格までの道のり」を記録した

ノートが並んでいる書棚がありました。

後輩たちは○○大学に合格した、あの先輩は

いつごろ、どんな内容をどう対策していたのだろう?

そんな過去の道筋をたどることができます。

これはとても参考になりますし、

じゃあ自分も後輩にしっかり手順を残そうという

発想になります。

そういう意識が強くなることで、自身の受験勉強を

客観視することも可能になります。

吉祥女子の進路実績伸長の秘密はここにもある、

と感じた記憶があります。

これと同様、塾であっても数々の中学に進学した先輩の

ナマの情報を蓄積することは可能です。

受験勉強の過程を本人が

客観的に記述したり公開したりすることは小学生には

難しい作業ですが、実際に入ってみたらこんな学校で

こんなことを感じた…多くは頑張って入学して

よかったという方向のベクトルなら、後輩のために

残すことができます。

ある塾で見かけたのは部外秘を承知でチラ見させて

いただいた資料ですが、入学者のホンネがたくさん

書かれていた資料でした。

これ、保護者の立場になると、子どもを人質に

とられている的な感覚があり、通っている学校の話は

客観的に語りづらくなります。

まあいずれにせよ、この場合、否定的が内容が中心になることは

ありませんが、ほんとうの情報を求める身にとっては

塾の情報誌に掲載される「公式」の情報よりも

役立ったりするわけです。

「公式」の情報はどうしても「よそゆき」になりがちです。

確かにネット上の情報など、

何が正しいかわからないといいます。

誤解や間違いも確かに多い。

でもそれも読み取り方次第ではないでしょうか?

そう言いながらもこの記事を書いている、

なんかとても複雑な心境ですね。

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