神奈川でTOP100に私立が21校ランクインしていたのと
比較すると、千葉はわずかに5校とかなり寂しい状況で
トップレベルの私立進学校が少ないことがわかります。
いっぽう公立は同レベルの公立が6校。この数で
千葉はやっぱり公立優位と言うのはちょっと抵抗がありますね。
正確に表現しようとするなら、公立はさほど強くないが、
私立中堅上位層がすっぽり抜け落ちている、ということになるでしょうか。
これは以前にも書きましたが、
総武線沿線と常磐線沿線と千葉県が二分されている状況から
千葉市の学校に県内から上位生が集中するという現象が起こりにくいためです。
私立トップの渋谷幕張と公立トップの県立千葉を比較しても、
上位層は東大をはじめとする難関国立大では両者の差はすっかり広がっています。
また中高一貫1期生が卒業して、差が縮まるどころか
伸び悩み傾向が顕著になったことを思えば
トップ校の一部を中高一貫に改編しても効果は薄い、という失敗例にしか
見えません。県立千葉に次ぐ存在であった東葛飾は中学募集を開始しますが、
もうすでに県立船橋に追い越され、千葉東にも並ばれています。
こうなると千葉の中学受験をどう見る?というより、公立入試を含む
地域全体の問題であると言えます。
千葉県全体の人口密度の偏りがこうした状況の背景にあるわけで
1都3県の中でも東京・神奈川とはまったく異なる光景が広がっているのが
千葉だと言えるでしょう。
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