私立中高一貫校と公立トップ校の進路実績の比較は、

いつかしっかりやってみようと思っていたのですが

いざやってみると…。

公立高校の場合は私立よりも偏差値の序列が進路実績を

反映しているイメージが強かったのですが、

10年単位で見るとけっこう進路実績って動いているようです。

基本は年度によってバラツキがある、ということで、

最初は2015年春、2016年春のとりあえず2年分の平均値で並べてみました。

私立は7年間平均値のデータが揃っているので、場合によっては

ハンデが生じます。いずれにせよ、私立の伸び盛りの学校は

数字が低く出ていますから、もし公立で伸びている学校があるとするなら、

そこでもっとも誤差が生じることになります。

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ということで、指数(*)のランクをこのように分類してみました。

250のあたりでは早慶上智>MARCHの傾向が強く出ていて、

東京大学をはじめとする難関国立大の合格率が高い学校がならんでいます。

まずはきょうは東京から始めて神奈川、千葉と進めたいと思います。

公立中高一貫校、国立中も含めた1都3県のTOP100のラインは90のあたり、

です。

都立高校でこの範囲に17校ありますから、

難関大学に合格する「だけ」なら、中学受験でもいくらでも道があるように

思えてきます。具体的な都立上位(中高一貫校は除く)の並びはこんな感じです。

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前回、都立の進学指導重点校、進学指導特別推進校と進学指導推進校の

話題を書いたときに「予算」と「数値目標」について触れましたが、

進学指導推進校は「これから伸びる予定」の学校が数校含まれており、

今後、現在の数字からTOP100クラスに食い込む…というのであれば

敬服するしかありません。また旧学区のトップ校で唯一の都立上野は

これらの指定を受けておらず、見事なまでに進路実績がダウン。

長期的に見れば公立校の実績は決して永久不変ではないことと、

それを意図して動かすためには何らかの「予算」が必要なのでしょう。

それからもうひとつ。

中学の併設されていない私立高校はこの範囲に錦城ただ1校ということ。

その錦城も東大合格者はこの2年間ゼロ。MARCHの付属校には

中学を併設していない学校もないことはありませんが、特定の角度から

見た場合、「中学受験するしかない」というふうに見えてしまうことが

わかります。

ですから、国立市に住んでいて、将来都立国立に行きたいね、というのと

小3、小4から塾通いをして御三家かそれに準ずる一貫校に行きたいね、

という考え方にどれだけ差があるか…難関大学に行きたい!だけでは、

そこまで結果は変わらないように思います。

国立高校よりも東京大学+京都大学+東京工業大学+一橋大学の数字で

上回る私立中高一貫校はわずかに6校です。

再度同じ話になりますが、中高一貫教育の意義を考えずに、

まず私立中学受験という発想で、意図せず高校入試に接してしまうと、

少なくとも都内の学校で見る限り「行き場を失う」ことが

最大のリスクだということです。

明日は神奈川の状況を掘り下げます。

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●当ブログにおいて難関大学とは以下の3つのカテゴリーに分けて含まれる大学を指します。
国公立20大学=東京、京都、一橋、東京工業、北海道、東北、大阪、筑波、千葉、埼玉、東京外国語、東京学芸、東京農工、東京藝術、東京医科歯科、電気通信、首都大学東京、お茶の水女子、横浜国立、横浜市立
早慶上智=早稲田、慶應義塾、上智
MARCH=明治、青山学院、立教、中央、法政です

総合数値は「国公立20大学」×1.5、「早慶上智」×1.2、「MARCH」×1.0として合算。
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