高校入試セミナーでまた思い出しました。

セミナーといっても主催はいくつかあって、都内の塾の先生たちの

自主勉強会というようなものもありました。

中心となっている何人かの塾長先生の興味のあるテーマで

年に何回か不定期に実施。

たまにそのテーマが中学入試・高校入試から離れてしまって、

編集部的には参加しにくいケースもありました。入試から離れて

独自の教育に取り組んでいる学校法人みたいな訪問対象も

あったように記憶しています。

このセミナーでいちばん勉強になったのは都立高校の研究です。

もちろん都立高校入試の研究でもあります。

セミナーを主催している塾長先生のひとりが、都の教育庁に

深く食い込んでいて、都立高校が進むこれから方向を

セミナーで勉強しながら、そこに一部私立高校の先生も

参加している…そんな場でした。

今思えば、会社の経費で参加するセミナーのハードルの

なんと低いことか。

それでもテーマによって「忙しいから」と選り好みしていましたが、

個人の判断だとなかなかこの手のセミナーは参加しづらいです。

で、あるときこの方に「進路実績の7年間推移グラフ」に

ついて質問されました。

私立の中高一貫校と都立高のパフォーマンスを

比較する資料に使いたいから。

それはそれで嬉しい申し出でしたが、

今思うと、おや?と振り返る部分があります。

相手はプロ、ですから。

1.難関大合格率推移という指標の立て方そのものに関心がある

2.たまたま資料を作成する必要があり、偶然見つけた

そのどちらかはわかりませんが…いっときだけの関心だったように

思います。その方にとってもマニアックすぎて正しい指標であると

自信を持って言えない…だったのかもしれません。

こちらの狙いは算出までの手順を複雑に見せることと、累計をすることで、

確信がないと一朝一夕にコピーできないという部分があって、

あとは同じ基準で評価し続けるとヨコの比較だけでなく、タテの比較が

できることが最大のメリットです。

後から聞いたところによれば、偏差値○○の都立高でも、中高一貫生を

含む私立校とある程度までは戦えるポジションにいる…と

「私、都立高校の味方です」的なニュアンスがあったようです。

中学受験にはいろんな保護者の方がいるわけで、

少数ながら「高校入試で公立トップ校」と「中学受験で私立一貫中堅校」を

真剣に比較するケースもあるようです。

まさにこの塾長先生の(逆?)パターン。

先日の都立高校の進学指導推進校の実績差にも腰を抜かしましたが、

公立高校の偏差値は見事に進路実績を反映しています。

私立中高も首都圏模試センターの偏差値で55あたりに

1都3県(一貫校)TOP100以上のラインがありますが、

高校入試で55だと「大学進学デフォルト」のラインです。

難関大デフォルトではなく、専門学校にするか大学にするか悩むラインが55です。

(一般的には勤勉な)女子の大学進学率が男子を下回るのが

この直下の偏差値50~55のゾーンなのです。いまどき四大ではなく

短大にしておこうと思う層が厚いゾーンです。

公立高校間でもう少し進路実績に下剋上があれば波風が立つでしょうが、

ひたすら隔年現象で人気・不人気を繰り返している限りは、

受験生が輪切りにされているだけで、

実績伸長校は発生しづらい土壌です。

基本的に中学受験をする層と、しないからこそ公立トップを狙う層は

分離していると思われているため、

私立中高一貫校と公立トップ校の実績が比較される機会は

少ないこともあげられます。

つまりわが子が13歳になったなら

この問題に直面することはありえません。

道が分かれるのは小4あたり。

その意味では公立高校の進路実績の分析は盲点です。

思い返して公立上位校の中には、競争を煽りたくないのか、

説明責任を軽視しているのか、一部に進路実績アンケートに回答しない

学校もありました。

せっかくきっかけがありましたので、いろいろ手を尽くして

この後、神奈川・千葉・埼玉の県立高校の進学パフォーマンスを

1都3県の中高一貫TOP100と比較したゲージを作成してみようと思います。

とりあえず、それが理由ではないのですが、

明日の更新はお休みします。

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